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【完結】剣製の魔法少女戦記
コラボ集
コラボ第一話   『平行世界にいっちゃった!?(前編)』【剣製の魔法少女戦記&F/mg】
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? そ、それはー…」

それでなのはは顔を赤くしてワタワタし出した。
うん、確定。このなのはは士郎に惚れているわね。
それで試しに他の四人にも聞いてみることにした。
そして帰ってきた言葉は、

「「「「その…士郎(君)に…」」」」

と、恥ずかしがりながらも教えてくれた。
な、なんだろう。この世界の士郎はハーレムを形成しているわ。
おそらく無自覚だろうから余計にタチが悪いわね。
それで士郎の方に少しジト目を向けてみるが、

「……シホさん。
 その……ケダモノを見るような眼差しはやめてくれないか?」
「どうしようかしらねー」
「シホさん! 今はまだいいんです!」
「そうです! 今は停戦協定を結んでいますから!」

すずかとアリサにそう言われたので、

「そう。ならもういいかしらね。
いい思いをしているわね、士郎君」
「……なんのことだ?」

…まだこの士郎は自分の気持ちに気づいていないのかしら?
というよりみんなの好意に気づいていないかも。
鈍感だわね。
私も人のことは言えないけどね。
それから色々と食材を購入した後、洋服店に入っていってせっかくだからみんなに選んでもらうことにした。

「シホさんは朱銀色の髪をしているから今の時期だと白いセーターとか似合いそうだね」
「うんうん。シホさんって綺麗だしなんでも似合うと思うよ!」
「シホさん、お金は持っていますか…?」
「ええ。平気よ」

よかったわぁ…。地球の、しかもこないだの出張任務の関係で日本のお金も持参していて。
それで色々と購入し、上は白いセーターに、下は動きやすいようにジーンズを購入した。
あと、おまけでリュックも購入して着替えて脱いだ制服などを入れておいた。
よし、これで大丈夫かな。

「さて、それじゃみんなもそろそろ帰る時間だろう?
よかったら送っていくぞ」

士郎がそう言うのでみんなも笑顔で「うん!」と頷いていた。
その表情は恋する乙女の如し、ってね。
それで各自送っていく私と士郎。
それで二人きりになり、

「シホはこれからどうするんだ?」
「すぐに戻れるかわからないから、寝床も確保したいところね。
生憎とこちらの世界では証明するものがないのだけど」
「なんならうちに来るか?
部屋は十分あるしな」
「それじゃお願いできる?」
「ああ、帰る手段が見つかるまでの間、ゆっくりとしていくといい。
同居人がいるが彼女なら問題ないだろう」
「ありがとね、士郎。
 ところで彼女って誰なの?」

女性と同居ね。私の知っている人かしら…?
思わず勘ぐってしまう。

「変な勘繰りはしないでくれ。
同居人は“プレシア”なんだから」
「えっ……?」

プレ、シア…?
え、どうして?
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