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【完結】剣製の魔法少女戦記
コラボ集
コラボ第一話   『平行世界にいっちゃった!?(前編)』【剣製の魔法少女戦記&F/mg】
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以外は衛宮士郎の幼き頃の姿と同じだと。

「え、衛宮士郎……?」

それで思わず口が溢れてしまったのは、許して欲しい。

「な、なぜ俺の名前を?」

やっぱり…!?
でも、それじゃもしかしてこの世界って…?
色々と考え込んでも今は埒があかない。
士郎は警戒しているのでここは少し強引な手段を使うことにした。
魔術師という役を演じろ、私…!

「士郎君、会いたかったわ……」
「え? な……?」
「「「「「なぁっ!?」」」」」

私は演技を混ぜながらも士郎(おそらく…)の手を握り、直接体に触れたことを確認すると魔術回路を起動して魔力をちょっぴり流した。
なのは達が叫んでいるがこの際無視だ。
そして思ったとおり士郎(確定)の表情は驚きに彩られる。
それで私は思わずニヤリと笑みを浮かべる。

「私のこと、忘れちゃったのかしら? あなたの親戚のシホよ」
「ッ! きさ、いや……………そ、そうだな、久しぶりだ。シホさん……」
「うん、よかったわ。覚えていてくれて。
そこの子達、ちょっと士郎君を借りていくわね?」
「なのは達は少し待っていてくれ。
なに、すぐに済む」

士郎は笑みを顔に貼り付けているけど真剣な目をしていた。
それでふとフェイトに視線を一瞬向ければどうやら睨まれているらしい。
警戒されたみたいだ。ちょっと心が痛むけどしょうがない…。
それとどうやらこの世界ではこの士郎が私みたいな役割を果たしているみたいね。
それで私は士郎の手を握りながら皆の視線が消える脇道の方へと引っ張っていく。
そして二人だけになったのを見計らって、士郎は私の手を払い殺気を吹き出してくる。
魔術回路も起動したわね? 魔力を感じたわ。

「………貴様、何者だ?
いつ、どうやってこの結界に感知されることなく町に入ってきた? 魔術師」
「質問攻めね……。ま、仕方がないか。
さて、それじゃ私の自己紹介と行きましょうか。
私は“シホ・エミヤ・シュバインオーグ・高町”。
高町性がバレるとまずいからこの世界ではシホ・E・シュバインオーグで構わないわ。
そして、平行世界のあなたとはおそらく違う道を辿った衛宮士郎の成れの果てよ」
「なっ!?」

それで士郎はその表情を驚愕に染める。

「ど、どこにそんな証拠があると―――」
「この宝石剣と、投影開始(トレース・オン)

私が投影したのは干将・莫耶。
これで確信は得られるだろう。

「この二つが証拠よ」
「なっ……ぐっ!」

士郎は顔を歪めて色々と葛藤しているようだ。
それはそうだろう。
私もやられている側に立ったらそう感じてしまうだろうから。

「それが本当ならこの世界に何しにきたんだ?」

警戒の目つきで聞いてくる。
だけど私
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