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【完結】剣製の魔法少女戦記
コラボ集
コラボ第一話   『平行世界にいっちゃった!?(前編)』【剣製の魔法少女戦記&F/mg】
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「さて、まずはどこにいきましょうか。時間は…分かる? エア?」
《いえ、時間は飛びましたのでわかりません。朝方だというのは確かでしょうが…》
「そっか。うーん…さて、どうしましょうか? 着の身着のままで来ちゃったから今着てる陸士部隊の制服しか持っていないし…。
とにかくまずはこの世界のなのはに接触してみようかしらね? 無用心だけど当たって砕けろの精神で行きましょうか」

それで高町家に向かう私。
時間もコンビニに寄って確認してみたけど休日の日曜日の八時過ぎだしちょうどいいだろう。
そして到着する高町家。
緊張するものである。
言葉遣いも気を付けないとね。
この世界では赤の他人なんだから。
それで呼吸を整えてまず呼び鈴を押す。

「はーい!」

すると中から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
うん。なのはの声で間違いないようね。
しかもまだ子供時代の声だ。
そして扉が開かれてそこにはP・T事件と闇の書事件、聖杯大戦事件を乗り越えた当時の姿のなのはが立っていた。

「なのッ…!」

危ない! 普通になのはと呼び捨てするところだった。
当のなのはは不思議そうな表情をしながら、

「あの、どちら様ですか…?」

その言葉に、ああ、やっぱり…という少しの諦めと現実を認めろという天の声が聞こえてきた。
私が言葉に詰まっている間に、

「…? あの、どうしたんですか? そんな泣きそうな顔になってなにかあったんですか…?」

ああ、やっぱりなのははなのはね。その優しいところは変わらない。
だから私は、

「…あ、いや、なんでもないのよ。ちょっと道を聞こうとしたんだけどやっぱりいいわ。他を当たってみることにする」
「え、でも…」
「あ、気にしないで。私はちょっと人探しに来ただけだから…それじゃ―――…」

少し耐え切れなくなったので振り返りその場を足早に後にしようと思ったその時だった。

「唯一の男でなんだししっかりと付き合いなさいよ?」
「ああ、わかっているとも。だからそう耳元で叫ぶな、アリサ」
「アリサちゃん。士郎君も困っていることだし…」
「でも、みんなでお買い物は久しぶりだし楽しみだね」
「そやね」

背後、それはなのはの家の中で女の子の声が複数、おそらくフェイト達だろう、それと男の子の声が耳に入ってきた。
特にその男の子の声にはとても身近なものを感じた気がした。
それで私は思わず振り向くとそこにはなのは同様に当時のフェイト、アリサ、すずか、車椅子に乗っている姿のはやて…そしてもう一人。
その男の子は黒のシャツにズボン、上に赤いジャケットを着ていて、そして容姿は白銀の髪で肌は白くて目の色は血のように赤い色をしている。
けど、私の直感が言っていた。
それ
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