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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
専用機の行く先
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「うんありがとな二人とも」

一夏はハーキュルとグートを一匹ずつ優しく頭を撫でてやる。二匹は気持ち良さそうな声を上げてときより翼を広げて嬉しさをアピールしている。するとのほほんさんには自分も触りたいという気持ちが沸いて来た。

「あ、あの〜いっち〜?私も触ってもいいかな・・・?」
「ん?いいよ、ほれ」

そう言って一夏は右腕をのほほんさんに向けて動かす。ハーキュルは腕から降りてのほほんさんの目の前に立つと、首を傾げる様にのほほんさんを見る。のほほんさんはのどを鳴らして、覚悟を決めたようにゆっくりと腕を出してハーキュルの頭の上に乗せて・・・撫で始めた。

「きゅいきゅい♪きゅ〜♪」
「わぁぁあ・・・可愛い・・・」

ハーキュルはのほほんさんに撫でられるのが気に入ったのか気持ち良さそうな声を出して、喜ぶ。のほほんさんも顔が綻び、笑顔になる。周りの女子達もホッとしたような顔で見守る。するとハーキュルは翼を広げて飛び始め、のほほんさんの周りの周回し始めた。

「いっち〜、これどういう事なんだろう?」
「腕に乗せて欲しいんじゃないか?腕に乗せて欲しいってことはハーキュルが完全に心を許した印だからな、そっと腕を出すだけ良い。ちょっと重いから気を付けな」

そう注意を受けたのほほんさんは制服がだぼだぼな腕を出すと、ハーキュルはそっとゆっくりと、まるでヘリが着地するように優しくゆっくり腕に乗った。のほほんさんはおっとっとと言いながらもしっかりとハーキュルの体重を支えていた。

「ふぁ〜!」
「きゅいきゅい!」

「ハーキュルが初対面の人間にあんなに心を許すとはな。これものほほんさんの独特のやんわりとした雰囲気のお陰かな」

そして休み時間ギリギリまでのほほんさんはハーキュルと友情を深め、ハーキュルとグートは高速で空に羽ばたいていき去って行った。
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