暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第31話 クリスマス・イベント
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細を詳しく知っているリュウキからすれば、わからない事も無い事だが。

「ああ、……平気だ。それに、待ちがいれば、1、2時間休めるから、強ち無茶でもないさ」

 キリトはそう言うけど、その説明では納得する訳もない。ある訳がない。

「……それは嘘だな」

 その話を訊いて、リュウキは腕を組んでそう言い返した。

「……なに?」

 キリトは少し驚いていた様だ。一瞬で、バレてしまったから。

「……こんな時間帯で、そんなに待ちがいる訳が無いだろ? ……と言うか、それが目当てだろうが、長時間、狩場に篭る為に。いくらクラインが馬鹿でも、抜けてても、そんな説明だったら納得しないぞ?」
「だ〜〜れが !馬鹿だ、抜けてる、だ!! コラァァッ!」

 クラインは、リュウキに突っかかってくるが、軽く回避していた。
 手を伸ばしても、回避される。2度、3度と回避された所で諦めた。……その華麗なステップを目の当たりにしたクラインはため息を1つする。

「はぁ……、確かにオメーらが強すぎるって言うのは初日から嫌って程知っているけどな、そういえば……お前ら今レベルはどれくらいになってるんだ?」

 クラインは、キリトとリュウキの両方を交互に見ながらそれを訊いていた。基本的に個人情報と言う事になる為、安易に答えないし、訊かないのだが 相手が相手だから、2人とも問題視しなかった。

「今日で上がって69だ」

 キリトは自身のHPゲージの下に、表示されている自身のレベルを見て答えた。先ほどの狩りで レベルが上がったのだ。
 そして、リュウキも軽くため息を吐き答える。

「………83だ」

 あまり、ステータスは言うものじゃない。色んな目で見られるからだ。だが、先ほどの説明でもあった通り、ここにいるメンバーなら、公開しても問題ないだろうとリュウキは判断し答えたのだ。

「……リュウキ。そんな上にいたのか……? オレより14も離れているとは思わなかった」

 キリトは驚いているようだが……それでも悔しそうな顔をだしたとしても、妬ましそうな嫉妬の様な表情はしていない。 そこが他のプレイヤーと違って良い所だと思う。勿論クラインもそうだ。

「……それ言ったらオレはどうなるんだよ。……キリトはオレより10は上だし、リュウキに関しては20は上かよ。攻略組ギルドの頭、なんだけどなぁ。……んん? それにリュウキはいったい何処でレベル上げをしてるんだよ。キリトの様に無茶してるように見えねぇし」

 クラインは、何だか不思議な子? を見るような顔をしていた。それを訊いたリュウキは。

「別に……。てきとーにやってるよ。これと言って拘りの場所はない」

 そう、あっけらかんと答えるリュウキを見て2人して同時にため息をしていた
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