涙〜
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つけ」
「そうでもない。ユリアの預言にはこう詠まれている。・・・ルグニカの大地は戦乱に包まれ、マルクトは領土を失うだろう。結果キムラスカ・ランバルディアは栄え、それが未曾有の栄光の第一歩となる。未曾有の繁栄を外殻大地にもたらすため、我らは監視を続けていたのだ」
「でもお祖父様・・・兄さんは外殻大地のセントビナーを崩落させようとしているのよ!」
「セントビナーは絶対に崩落しない。戦はあの周辺で行われる。何しろ預言には何も詠まれていないのだからね」
・・・結局テオドーロさんの答えは変わらない。俺達は外殻大地に戻ることにする。・・・俺達は仕度を始める。
「愛依、起きてるか?」
「・・・ああ、どうかしたのか?」
愛依を見ると・・・デコに絆創膏が貼られていた。
「・・・何を貼ってるんだ?」
愛依が慌てて額を隠す。
「ちょ、ちょっと転んだんだよ!」
「室内で転ぶって・・・意外にドジなんだ」
「う、うっさいな!・・・そんで?」
愛依が立ち上がりながら聞いてくる。
「ああ、外殻大地に戻ることになった。・・・当然」
「行くよ。・・・その、アタシも咲といたいし・・・」
「あいよ。んじゃ、用意が終わったらいくぜ」
「・・・うん」
俺達は歩き出す。・・・セントビナーの崩落は止めなくちゃな・・・
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