涙〜
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すみません・・・でした」
「きみがルークレプリカか。なるほどよく似ている」
「お祖父様!」
ティアが声を荒げる。
「これは失礼。しかしアクゼリュスのことは我らに謝罪していただく必要はありませんよ」
「ど、どういうことですか?」
「アクゼリュスの崩落は、ユリアの預言に詠まれていた。起こるべくして起きたのです」
「(また預言・・・か)」
「どういうこと、お祖父様!私・・・そんなこと聞いていません!それじゃあホドと同じだわ!」
「これは秘預言ローレライ教団の詠師職以上の者しか知らぬ預言だ」
当然、ルークが一歩踏み出す。
「預言でわかってたなら、どうして止めようとしなかったんだ!」
「ルーク。外殻大地の住人とは思えない言葉ですね。預言は導守されるもの。預言を守り穏やかに生きることがローレライ教団の教えです」
「そ、それはそうだけど・・・」
「誕生日に何故預言を詠むか?それは今後一年間の未来を知り、その可能性を受け止める為だ」
「じゃあ聞くが、アクゼリュスの崩落は何故知らせなかった?」
「そうだ!それを知らせていたら死ななくて済む人だって・・・」
「それが問題なのです。死の預言を前にすると、人は穏やかではいられなくなる」
「そんなの当たり前・・・です!誰だって死にたくない・・・!」
「それでは困るのですよ。ユリアは七つの預言でこのオールドラントの繁栄を詠んだ。その通りに歴史を動かさねば来るべき繁栄も失われてしまう。我らはユリアの預言を元に外殻大地を繁栄に導く監視者。ローレライ教団はそのための道具なのです」
「じゃあ、未来の栄光の為に今の人には死ねって言うのか・・・?」
俺が言うとテオドーロさんが頷く。
「・・・だから大詠師モースは戦争を起こそうとした・・・?」
「ヴァン師匠も預言を知っていて俺に・・・?」
「その通りだ」
「・・・お祖父様は言ったわね。ホド消滅はマルクトもキムラスカも聞く耳を持たなかったって!あれは嘘なの!?」
ホド。よく耳にするそれはマルクトに存在していた街。
「・・・すまない。幼いおまえに真実を告げられなかったのだ。しかしヴァンは知っている」
「・・・じゃあやっぱり兄さんは、世界に復讐するつもりなんだわ。兄さん、言ってたもの。預言に縛られた大地など消滅すればいいって!」
「ティア、ヴァンが世界を滅亡させようとしているのはお前の誤解だ。確かにホドのことで、ヴァンは預言を憎んでいた時期もあった。だが今では監視者として立派に働いている」
「・・・立派?アクゼリュスを見殺しにしたことが!?おまえらおかしいよっ!イカれちまってる!!」
「ルーク!・・・落ち
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