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真似と開閉と世界旅行
崩落〜
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俺が聞く。

「昔、外殻大地はこの魔界にあったの」

「信じられない・・・」

アニスが呟く。

「二千年前、オールドラントを原因不明の障気が包んで大地が汚染され始めた。この時ユリアが七つの預言を詠んで滅亡から逃れ、繁栄するための道筋を発見したの」

「ユリアは預言を元に地殻をセフィロトで浮上させる計画を発案しました」

「それが外殻大地の始まり、か。途方もない話だな・・・」

「ええ。この話を知っているのは、ローレライ教団の詠師職以上と魔界出身の者だけです」

「じゃあティアは魔界の・・・?」


「・・・とにかく僕達は崩落した。助かったのはティアの譜歌のお陰ですね」

「何故こんなことになったんです?話を聞く限り、アクゼリュスは柱に支えられていたのでしょう?」

「それは・・・柱が消滅したからです」

「どうしてですか?」

アニスがイオンに聞く。・・・そして、全員の視線がルークを見る。

「・・・お、俺は知らないぞ!俺はただ障気を中和しようとしただけだ!あの場所で超振動を起こせば障気が消えるって言われて・・・!」

「あなたは兄に騙されたのよ。そしてアクゼリュスを支える柱を消してしまった」

「そんな!そんな筈は・・・」

「・・・ヴァンはあなたにパッセージリングの傍に行くよう命じましたよね。柱はパッセージリングが作り出している。だからティアの言う通りでしょう。僕が迂闊でした。ヴァンがルークにそんなことをさせようとしていたなんて・・・」

「・・・せめてルークには、事前に相談して欲しかったですね。仮に障気を中和することが可能だったとしても、住民を避難させてからでよかった筈ですし・・・今となっては言っても仕方のないことかもしれませんが」

「そうですわね。アクゼリュスは・・・消滅しましたわ。何千という人間が、一瞬で・・・」

「殆どの人は死ぬ事に気づかないで死んだんだろうな・・・」

「・・・お、俺が悪いってのか・・・?」

再び俺達はルークを見る。

「・・・俺は・・・俺は悪くねぇぞ。だって、師匠が言ったんだ・・・そうだ、師匠がやれって!」

とんでもない事を口にしだした。

「こんなことになるなんて知らなかった!誰も教えてくんなかっただろっ!俺は悪くねぇっ!俺は悪くねぇっ!!」

明らかな責任逃避。・・・始めにジェイドが歩き出す。

「・・・大佐?」

「艦橋に戻ります。・・・ここにいると、馬鹿な発言に苛々させられる」


「なんだよ!俺はアクゼリュスを助けようとしたんだぞ!」

「変わってしまいましたのね・・・記憶を失ってからのあなたはまるで別人ですわ・・・」

「お、お前らだって何もできなかったじゃないか!俺ばっか責める
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