崩落〜
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!?」
「貰った!」
俺はそれを追撃するように攻めるが・・・
「タァッ!」
「なっ!」
明らかに不利な体制での一撃で間合いを開かれる。
「あれを凌ぐか・・・」
「やるじゃない。・・・けど・・・」
少女の姿が消える。
「飛燕連斬!」
「がっ!?」
連続斬りを浴び、俺は吹き飛ぶ。
「咲さん!?」
愛依が俺を見て走り出す。
「来るな!」
「・・・!」
「・・・そこまでだよ」
その時、シンクが現れる。
「エイ、時間稼ぎは充分だよ。・・・もうじきここは崩れる」
「そう。作戦は成功したのね」
「エイ・・・?」
少女は去ろうとする。
「ッ!待ちやがれ!」
咄嗟に空間から投擲ようナイフを取り出し、投げる。
「っ!?」
少女は避けきれず、ナイフはフードを弾き飛ばす。
「あ・・・」
その下にあった顔は・・・
「・・・くっ」
「・・・詠・・・」
あの世界で手を掴めず、目の前で消えた少女。それが今・・・敵という最悪な形で目の前にいた。
「・・・いくよ」
「ええ、わかってるわ」
「ま、待ってくれ!詠!」
「サキ・・・次に会ったら必ず倒す・・・!」
「ーーーー!」
そう言って詠とシンクは去っていく。
「・・・くそっ!くそっ!くそぉっ!」
「さ、咲さん!」
愛依に声をかけられ、ハッとなる。
「そうだ・・・ヴァン!」
「え?あ、咲さん!?」
俺は走り出す。このままじゃ取り返しのつかない事になる。
「ここか!?」
「さ、咲さぁん・・・はぁ・・・はぁ・・・」
愛依が息を荒げながら追い付いてくる。
「サキ!」
背後からジェイド達が走ってくる。
「ジェイド!ヴァンが・・・」
「わかっています!」
坑道の奥にある、遺跡のよう場所は既に崩れ始めていた。
「兄さん!やっぱり裏切ったのね!この外殻大地を存続させるって言っていたじゃない!これじゃあアクゼリュスの人もタルタロスにいる神託の盾もみんな死んでしまうわ!」
ティアが叫ぶが、ヴァンは魔物に飛び乗る。・・・この事を知らせてくれたのはアッシュらしいが、その姿はない。
「・・・メシュティアリカ。お前にもいずれわかる筈だ。この世の仕組みの愚かさと醜さが。それを見届けるためにも・・・お前にだけは生きていて欲しい。お前には譜歌がある。それで・・・」
ヴァンが飛び去っていく。
「まずい!坑道が潰れます!」
「私の傍に!・・・早く!」
俺達はティアの周りに集まる。
ーーーーー♪
譜歌が障壁となって俺
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