砂漠越え〜
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
今のはヴァン師匠の技だ!どうしてそれをお前が使えるんだ!」
「決まってるだろうが!同じ流派だからだよ、ボケがっ!俺は・・・!」
「アッシュ!やめろ!」
何かを言おうとしたアッシュをシンクが止める。
「ほっとくとアンタはやり過ぎる。剣を収めてよ。さあ!」
シンクが近づいてくる。
「取引だ。こちらは導師を引き渡す。その代わりここでの戦いは打ち切りたい」
「このままお前らをぶっ潰せばそんな取引、成り立たないな」
ガイが言うが・・・
「ここが砂漠の下だってこと、忘れないでよね。アンタ達を生き埋めにすることもできるんだよ」
「無論こちらも巻き添えとなるが、我々はそれで問題ない」
「ルーク。取引に応じましょう。今は早くイオン様を奪還して、アクゼリュスへ急いだ方がいいわ」
「陸路を進んでいる分、我々は遅れていますからね」
「・・・わかった」
そしてイオンがやって来る。
「イオン様!心配しました・・・」
「・・・迷惑をかけてしまいましたね」
「そのまま先に外へ出ろ。もしも引き返して来たら、その時は本当に生き埋めにするよ」
俺は愛依を抱き抱える。
「・・・やっぱり似てる」
「ガイ・・・?」
ガイが何かを呟く。
「・・・あのような下賎な輩に命令されるとは、腹立たしいですわね」
「え?ああ、そうだな。でもナタリア、堪えてくれよ」
「わかっています。今の私は王女の身分を隠して旅をしているのですもの」
「・・・ナタリア?」
ラルゴが呟く。
「・・・なんですの?」
「ナタリア!行こうぜ」
「ええ・・・」
俺達はそのまま遺跡を出る。
「ふー。やっぱり暑くても砂だらけでほこりっぽくても外の方がいいっ」
「皆さん。ご迷惑をおかけしました。僕が油断したばかりに・・・」
「そうですよ、イオン様!ホント大変だったんですから!」
「ところでイオン様。彼らはあなたに何をさせていたのです?ここもセフィロトなんですね?」
「・・・はい。ローレライ教団ではセフィロトを護るため、ダアト式封咒という封印を施しています。これは歴代導師にしか解呪できないのですが、彼らはそれを開けるようにと・・・」
「なんでセフィロトを守ってるんだ?」
「それは・・・教団の最高機密です。でも封印を開いたところで何もできないはずなのですが・・・」
「んー、何でもいいけどよ。とっとと街へいこうぜ。干からびちまうよ」
「そうね。ケセドニアへ向かいましょう」
「賛成ですわ」
「ミュウもですの!」
「・・・ブタザルは黙ってろ。暑苦しい」
「みゅう・・・ごめんなさいですの」
そのままケ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ