暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
ケセドニアへ〜
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ストは・・・ディストを巻き込んでぶっ飛んだ。

「おい・・・あれ・・・」

「殺して死ぬような男ではありませんよ。ゴキブリ並の生命力ですから。それより、ブリッジを見てきます」


「俺も行く。サキと女の子達はルークとイオンのお守りを頼む」

「あれ?ガイってばもしかして私達が怖いのかな?」

「・・・ち、違うぞ。違うからなっ!」

「・・・アイ、だっけ?ガイに触れてみなよ♪」

「え?あ、は、はい・・・失礼します」

愛依はガイの腕をちょこんと触る。

「うおわぁっ!?」

「きゃあっ!?」

触られてガイが跳び退り、それにビックリして愛依が悲鳴を上げる。

「あ・・・す、すまない」

ガイはフラフラしながらジェイドを追いかける。

「俺達は・・・」

「怪我をしている人がいないか確認しましょう」

「そうですね」

「平和の使者も大変ですよねぇ」

「・・・ホントだよ」

こうして船はキムラスカの首都・・・バチカルに到着した。

「お初にお目にかかります。キムラスカ・ランバルディア王国軍第一師団師団長のゴールドバーグです。この度は無事のご帰国、おめでとうございます」

「ご苦労」

「アルマンダイン伯爵より鳩が届きました。マルクト帝国から和平の使者が同行しておられるとか」

「ローレライ教団導師イオンです。マルクト帝国皇帝、ピオニー九世陛下に請われ、親書をお持ちしました。国王インゴベルト六世陛下にお取り次ぎ願えますか?」

「無論です。皆様のことはこのセシル将軍が責任を持って城にお連れします」

隣にいた女性が口を開く。

「セシル少将であります。よろしくお願いします」

ガイが反応する。

「どうかしましたか?」

「お、いや私は・・・ガイといいます。ルーク様の使用人です」

「・・・ガイと同じく使用人のサキといいます。こちらは記憶喪失の・・・」

「あ、愛依と申します・・・」

「ローレライ教団神託の盾騎士団情報部第一小隊所属、ティア・グランツ響長であります」

「ローレライ教団神託の盾騎士団導師守護役所属、アニス・タトリン奏長です」
「マルクト帝国軍第三師団師団長、ジェイド・カーティス大佐です。陛下の名代として参りました」

「貴公があのジェイド・カーティス・・・!」

「ケセドニア北部の戦いでは、セシル将軍に痛い思いをさせられました」

「ご冗談を。・・・私の軍はほぼ壊滅でした」

「皇帝の懐刀と名高い大佐が名代として来られるとは・・・なるほど、マルクトも本気という訳ですか」

「国境の緊張状態がホド戦争開戦時より厳しい今、本気にならざるを得ません」

「おっしゃるとおりだ。ではルーク様は私
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