暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
ケセドニアへ〜
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る。

「やっぱりイオン様と親書をキムラスカに届けさせまいと・・・?」

「船ごと沈められたりするんじゃねえか?」

ガイが言う。

「ご主人様、大変ですの!ミュウは泳げないですの」

「うるせぇ。勝手に溺れ死ね」


「しかし、水没させるつもりなら突入してこないでしょう」

「じゃあ、船を乗っとるつもりだ!」

「やられる前にブリッジを確保しろって事か」

「そういうことです」

俺の言葉をジェイドが肯定する。

「神託の盾の奴ら、そんなに戦争させたいのかよ。めんどくせーなぁ・・・」

「面倒くさがらずに。行きますよ」

そうして甲板に上がる。

「・・・敵のボスはどこにいるんだよ!とっとと終わらせようぜ」

「ハーッハッハッハッ!ハーッハッハッハッ!」

いきなり高笑いが聞こえてきた。見ると椅子に座りながら空を飛ぶ変な男がいた。

「野蛮な猿ども、とくと聞くがいい。美しき我が名を、我こそは神託の盾六神将薔薇の・・・」

「おや、鼻垂れディストじゃないですか」

「薔薇!バ・ラ!薔薇のディスト様だ!」

「死神ディストでしょ」

アニスに突っ込まれる。

「だまらっしゃい!そんな二つ名、認めるかぁ!薔薇だ、薔薇ぁっ!」

「なんだよ、知り合いなのか?」

「私はおなじ神託の盾騎士団だから・・・でも大佐は・・・?」

「そこの陰険ジェイドはこの天才ディスト様のかつての友」

「どこのジェイドですか?そんな物好きは」

「何ですって!?」

「ほらほら怒るとまた鼻水が出ますよ」

「キィーーーー!!出ませんよ!」

ジェイドを除く男性陣はこっそり話す。

「あ、あほらし・・・」

「こういうのを、おいてけぼりって言うんだな・・・」

「ついていきたくもねえよ・・・」

「・・・まあいいでしょう。さあ、音譜盤のデータを出しなさい!」

「これですか?」

ジェイドが取り出した書類をディストが奪う。

「ハハハッ!油断しましたねぇ、ジェイド!」

「差し上げますよ。その書類の内容はすべて覚えましたから」

「ムキーーー!!猿が私を小馬鹿にして!この私のスーパーウルトラゴージャスな技を喰らって後悔するがいい!現れよカイザーディストR!」


譜業が現れる。

「・・・ここまでやる気がでない戦闘は初めてかもな・・・」

「今回ばかりは同感です」

ジェイドが詠唱を開始。それに合わせて俺も詠唱を始める。

「歪められし扉よ・・・ネガティブゲイト!」

「行きますよ、スプラッシュ!」

闇と水が襲い、カイザーディストの動きが鈍る。

「双牙斬!」

ルークの切り上げでカイザーディ
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