暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
遭遇〜
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うとルークも落ち着く。

「さあ、ルークのわがままも終わったようですし、行きましょうか」

「わがままってなんだよ!」

ジェイドはスタスタ歩いていく。

「無視すんな、こら!」

「ジェイド・・・ルークの扱いをわかってるな」

俺達はどんどん奥へ進んでいく。すると・・・


「ガオオオン!」

「・・・ライガ!」

「後ろからも誰か来ます」

後ろにいた人物を見たとき・・・

「あ・・・」

俺は思わず声を漏らした。

「妖獣のアリエッタだ。見つかったか・・・」

「逃がしません・・・っ」

やっぱりこの声はアリエッタ・・・!

「アリエッタ!見逃して下さい。あなたならわかってくれますよね?戦争を起こしてはいけないって」

「イオン様の言うこと・・・アリエッタは聞いてあげたい・・・です。でもその人達、アリエッタの敵!」

「アリエッタ。彼らは悪い人ではないんです」

「ううん・・・悪い人です。だってアリエッタのママを・・・殺したもん!」

アリエッタの声には明確な殺意があった。

「何言ってんだ?俺達がいつそんなこと・・・」

ルークの疑問に答えるようにアリエッタが言う。

「アリエッタのママは、お家を燃やされて、チーグルの森に住み着いたの。ママは仔供達を・・・アリエッタの弟や妹達を守ろうとしてただけなのに・・・」

「まさかライガの女王のこと?でも・・・あ」

ティアが俺を見て言葉を詰まらせる。

「彼女はホド戦争で両親を失って魔物に育てられたんです。魔物と会話できる力を買われて、神託の盾騎士団に入隊しました」

「じゃあ、俺達が殺したライガが・・・」

「それがアリエッタのママ・・・!アリエッタはあなた達を許さないから!地の果てまで追いかけて・・・殺します!」

アリエッタが構えた瞬間、俺は叫んだ。

「ま、待ってくれアリエッタ!」

アリエッタは俺を見て・・・首を傾げた。

「髪が延びてるからわからないか・・・?俺だ、サキだ」

アリエッタの目が見開かれる。

「う、そ・・・?だって、だってサキは死んだって・・・」
「俺は生きている。それに・・・ッ!?」
ライガクイーンは生きている。そう口走りそうになった瞬間、いきなり地震に襲われた。そして何か蒸気のようなものが吹き出してくる。

「地震か・・・!」
「おい、この蒸気みたいなのは・・・」

「障気だわ・・・!」

ガイの言葉にティアが答える。イオンは焦りながら叫ぶ。

「いけません!障気は猛毒です!」

「きゃっ!!」


見るとアリエッタとライガが障気の直撃にあい、倒れる。

「アリエッタッ!!」

俺は全力で走り、アリエッ
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