遭遇〜
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・・確かに、ガイの部屋に結構地理関係の雑誌があったけど・・・
「んで、どうする?殺るか?」
「いえ、下手に騒ぎを起こすと、ここら辺をマークされてしまいます」
「だよなぁ・・・」
「大佐、あれを・・・」
ティアがジェイドに言う。・・・ジェイドって大佐だったのか。見ると馬車が通っていく。
「なるほど。これは使えますね」
「もう一台を待ち伏せて、乗せて貰うんだな?」
・・・結果、次に来た馬車に乗っていた人が、ルークとティアの知り合いだったため、あっさりと馬車に乗せてもらい、セントビナーに入る事ができた。
「・・・で、アニスはここにいるんだな?」
「マルクト軍の基地で落ち合う約束です。・・・生きていればね」
「イヤなことを言う奴だな。じゃあ行こうか」
「・・・悪いけど、俺は別行動を取らさせてもらうぜ」
「・・・どうして?」
ティアが俺を疑惑に満ちた目で見てくる。
「・・・俺は人を捜しているんだ。キムラスカにはいなかった。なら、マルクトにいるのかもしれない・・・」
「人捜し、ですか・・・」
ジェイドも同様に疑いを持っている。
「戦別れしちまってな。死んだと思ってたけど・・・じゃ、街の人に話を聞いてくるよ」
俺はみんなから離れ、街の人から情報を集める。
「こんな人を見ませんでしたか?」
俺は二人の似顔絵・・・念のため、明命達の分も見せる。
「いや、知らないなぁ」
「そうですか・・・」
俺はため息を吐く。
『ため息を吐くと幸せが逃げるッスよ』
「うるせぇよ・・・は?」
俺は慌てて空間から方天画戟を取り出す。
『どもッス』
「・・・」
『ダークリパルサーッスよ!』
俺は方天画戟を操作して、ハンドアックスとダークリパルサーに分離させる。
『初めてッス!オイラは咲さんをサポートする為に生まれたッス!』
「ッ・・・」
言葉に出来ない苛立ちが募る。
「よく喋る奴だな・・・」
『よく言われるッス!でも、それが取り柄ッスから!』
俺は空間に投げ入れる。
「少し黙ってろ・・・!」
『ひどいッス〜〜〜〜・・・』
ダークリパルサーの声が聞こえなくなる。・・・長いからリパルでいいや。
「リョウコウの奴・・・余計なシステムをつけやがって・・・!」
・・・かなり後になって、これはリョウコウが付けた訳ではないと知り、謝る事になろうとはまだ知らなかった・・・
街
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