過去〜
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しまった事があるんだ」
「お前、記憶が・・・」
「関係ない記憶だけどな。なんつーか、その後に親友を勘違いでその仲間ごと殺そうとしちまった。俺が仲間に頭冷やされてわかったんだ。本当に怖いのは力を持つ事だって」
「力を・・・」
「俺は大切な人を守りたいから力を得た。どんどん強くなっていった。・・・けど、その力は守るどころか・・・大切な人を・・・傷つけてしまった」
「サキ・・・」
「そんな事があったからこそ、今の俺がいるんだ。二度と後悔しないように・・・な。だから怖いなんて感じてる余裕がないんだと思う」
「・・・俺、サキの事何にも知らなかったんだな」
「そうそう知られてたまるかよ。・・・ま、後悔だけはするなよ」
「・・・ああ」
俺はそのまま木に背中を預けて目を閉じる。・・・あの頃の夢を見た気がした・・・
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