過去〜
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れない。それに、ここで下手に口を滑らせてライガクイーンが生きている事を知られたら不味い。俺は大人しく方天画戟を引く。
「最後に・・・何でライガクイーンがチーグルの森にいたんだ?」
「・・・それはボクのせいですの」
いきなりルークの背後から小動物が現れた。
「な、なんだこいつ・・・」
「はじめましてですの!ボクはミュウと言うですの!」
「・・・お前が原因ってのは?」
「うみゅぅぅ・・・ボクがライガさんのお家を間違って燃やしてしまったんですの」
俺はそこまででミュウを止める。
「反省はしてるか?」
「もちろんですの!」
「じゃあ繰り返すなよ」
俺はそのまま黙り込む。その時、イオンがふらつく。
「イオン様。まさかタルタロスの中でダアト式譜術を使いましたね?」
ダアト式譜術・・・確か、ローレライ教団の導師だけに与えられる特別な術・・・そうか。最高指導者って事はイオンは導師なのか・・・とりあえず、そこで休憩する事になり、この変則的なパーティの理由を聞く。
「・・・戦争を回避するための使者って訳か」
ガイが説明を聞いてそう返す。・・・どうやらマルクト帝国はキムラスカ王国にキチンとした和解をしたいらしく。お互いが休戦できるようにしたイオンを頼ったらしい。そこでジェイドとイオンはキムラスカまで行こうとしたら、途中でタルタロスが襲撃にあい、イオンを拐われかけたそうだ。
「でも、なんだってモースは戦争を起こしたがっているんだ?」
・・・ちなみに、わりとローレライ教団もゴタゴタしているらしく、イオンを支える改革派と、大詠師モースを中心とした大詠師派がいるらしい。んで、イオンを拉致ろうとしたのが大詠師派という訳だ。
「それはローレライ教団の機密事項に属します。お話しできません」
「なんだよけちくせえ・・・」
ルークがぼやく。
「理由はどうあれ、戦争は回避すべきです。モースに邪魔はさせません」
ジェイドがそう言うと、ガイはルークを見る。
「ルークもえらくややこしい事に捲き込まれたなぁ・・・」
「ところで、あなたは・・・」
「そういや、サキはしたが俺はまだだったな。俺はガイ。ファブレ公爵のところでお世話になってる使用人だ」
ガイがイオンと握手し、ジェイドと・・・ティアが近づいた時、ガイがいきなり跳んで避けた。
「・・・何?」
「・・・ひっ」
ガイが後ずさる。
「・・・ガイは女嫌いなんだ」
「・・・というよりは、女性恐怖症のようですね」
「わ、悪い・・・キミがどうって訳じゃなくて・・・その・・・」
「私のことは女だと思わなくていいわ」
そう言って近づこうとするが・・・ガイはとこ
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