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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
それぞれの訓練
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てたんじゃない?」

 なのはは素直に聖を賞賛した。他のメンバーを見ても皆目を輝かせていた。ただ1人ティアナだけは若干難しそうな顔をしていたが。

「ほらほら。見てねーでさっさと飯行くぞお前ら!!」

 若干気恥ずかしくなったのか顔を赤らめながら聖はずんずんと進んでいった。



 六課の隊舎あたりまでわいわいと話しながら来ると車に乗ったはやてに出会った。

「出かけんのかはやて?」

「うん。ちょっとナカジマ三佐のとこになー。スバル。なんか伝えとくこととかあるか?」

「い、いえ!大丈夫です」

 スバルが答えるとはやては柔和な笑みを浮かべながら言う。

「そうか。まぁほんならみんな留守番よろしくなー」

 そういい残すとはやては車を発進させた。

「さてじゃあ俺達もちゃっちゃと飯食っちまおうぜ?」

 聖が言うと新人達は声を合わせ食堂に入っていった。

 昼飯を食べた後も訓練は続き新人達は疲れきった表情を浮かべていた。

 

 午後の訓練が終了したところで聖はフェイトに声をかけた。

「フェイト今日シャーリーと調べ物しにいくんだろ?俺もいいか?」

「いいよ。でも聖も何か調べ物?」

「まぁそんなとこだ」

 そしてその後フェイト、シャーリー、聖の三人は管理局のデータバンクに出向きそれぞれの調べ物を開始した。

「あった。やっぱりジュエルシードだったんだ」

「ジュエルシードってたしか……」

 シャーリーの声にフェイトが静かに頷く。

「うん。10年前私となのはがかかわった事件の中核だよ。殆どは失われて残存したものは局の保管庫に保存されていたはずなんだけど……」

 そこまで言うとフェイトが出ている写真を拡大した。そこに写っていたのは今まさにフェイトがいていたジュエルシードが埋め込まれていたのだ。それも損壊したガジェットの中に。

「こんなことをできるのは1人しかいない……」

 フェイトがそこまで言いかけたところで唐突に現れた聖が続けた。

「次元犯罪者ドクター・ジェイル・スカリエッティだろ?」

「聖?知ってたの?」

 フェイトが怪訝そうに聞くと聖は頷きながら言う。

「まぁ名前だけならな。有名だし。確かにやつならこんな芸当ができるかもしれないな」

「うん。それにもし奴ならレリックを集めているのにも納得がいくし」

 二人はそれぞれ考え込む。シャーリーは少し悩んでいるようだった。

「今回の事件はアイツが首謀者としてほぼ間違いないだろうな」

「うん。このことはあとで上層部にも連絡を入れておくよ」

 その後あらかたスカリエッティのことを調べ上げた三人が六課に戻ったのは夜遅くになってからだった。
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