サボり
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に真耶が黒板の前に立っていた。
「あ!鳴雨さん!待ってましたよー。……ところで5、6限は一体どうしたんですか?」
真耶は心配そうに響を見つめる。
「すいません。屋上で昼飯食べてたらあまりに気持がよかったんで寝てしまいました」
「あーそうなんですかー。じゃあしょうがないですね!っていやいやいや!しょうがなくないですよ!?」
……おお。見事なノリツッコミ。
内心で感心していると真耶が溜息をつきながらも、顔を引き締め響に告げた。
「はぁ。いいですか鳴雨さん?ISはうまく扱えなければとても危険なんです。ですから授業は真面目に受けて下さいね?先生と約束ですよ」
「へーい。……じゃあそろそろはじめませんか山田先生」
「いい心がけですね!では何処がわからないですか?先生が手取り足取り教えちゃいますよ!!」
真耶は響がやる気になってくれたことが嬉しいのか目を爛々と輝かせながら響にわからないところを教え始めた。
勉強が一息ついたころ響は思い切って真耶に切り出した。
「山田先生は私がIS適正ランクがSSって言うのは知ってるんですよね?」
「ふえ!?どどどどど、何処でそれを!?……じゃなかった。何のことですか!?」
「先生今更取り繕っても遅いです」
響が真耶に言うと観念したのか真耶は困った顔をしながら答えた。
「……はい知ってます。でも一体誰にそんなことを聞いたんですか?」
「生徒会長から聞きました」
響の答えに真耶は頭を抱えながら悶える。
「更識さんですかー……。まぁばれてしまったものは仕方ありませんね。鳴雨さんのことは鳴雨さんの中学校の先生からお聞きしています。でもランクがSSだからといっても鳴雨さんのことが怖いとそんなことはありませんよ!!」
真耶は響を安心させるように力強く言った。響もそれに頷くと体の前で手を合わせた。
「そんな山田先生に相談なんですが……。実は生徒会長とISを使って勝負をすることになったんですけど、なにぶん乗り方なんてわからないんで教えてもらいたいんですけど」
その提案を聞いた真耶はとても難しい顔をした。
「更識さんと勝負ですか……。ちなみに何でそんなことに?」
「生徒会長が私を生徒会に入れたいらしくてそれをかけての勝負です。負ければ生徒会加入、勝てばどっちでもって感じでしたけど」
「そうですか……。ですが正直がんばって練習しても勝つことは難しいと思います。更識さんは専用機持ちでロシアの代表生ですからね」
真耶は悩みながらも考える。確かに楯無はこのIS学園の生徒会長と言うこともありIS学園で最強に位置している。それを倒せるまで成長するというのは無理な話だろう。
「私に
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