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自殺が罪になった日
自殺が罪になった日
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?そして、翌朝。???????????????????
 彼女は母親の運転する車に同乗して刑務所まで来た。?????????
 その車は敷地に入るため門の前で止まった。??????
 その門には〈灯野生命放棄阻止女子刑務支所〉と書かれた看板が掲げられていた。???????????????????
?また、この刑務所は他の刑務所と 違って塀が無い。日本男性の平均身長ぐらいの人であれば簡単に進入できる高さのフェンスで敷地の周りを囲っている?。??????????????????
 政府はこの刑務所を他の刑務所と一線を画したものにしたいという意向でこのような塀が無い刑務所を作ったが、国民の大半は「それなら罪にしないで、そのような施設を作り、そこで更生させた方が社会的信用を失わないで社会復帰できるのではないか」という ある コメンテーターの発言に賛同していた。????
 ごもっともな意見だが、一度やると決めた事を国民の意見などでふいにはできない政府はこの世論を無視した。???????
 いくら自政党のメンツを守るためであっても「国民の意見は絶対に国会に反映させる」とマニュフェスト 書いた政党のやること ではない。??政府の体質は以前と変わっていなかった。??????????
 その車は男性の警備員に通行許可を得て、ベージュ色の門扉を開けてもらいそこを通過した。
 ?車を面会者専用駐車場に停め車から降りた彼女らは着替え類が入っているバックを手に持ち、その施設の玄関に向かった。???????
?そして、彼女らは玄関口で待っていた若い女性刑務官に案内され施設内に入り、入り口からすぐの部屋に入っていった。???????????????????????????
「こちらに目を通して、署名をお願いします」?
 席に着いた彼女は刑務官に言われたとおりに机に置かれた紙に目を通し、サインをした。???????????????????????????
 ?その口調は世間がイメージする刑務官とは思えないほど優しいものだった。???????????????????????
 それも そのはず、この刑務所はPFI 刑務所[ 民間の経営能力や技術を活用し、 公共施設を建設したり運営したりする。プライベート・ファイナンス・イニシアチブ方式 の刑務所。
]でこの女性は大手警備会社の社員である。この刑務所で働く 刑務官四人は支所長、次長以外は国家公務員ではない、この刑務官、もう一人の刑務官は同じ会社の社員である。政府からのお達しで生命放棄阻止刑務支所の民間刑務官には精神保健福祉士の資格を有するものでないと 刑務官として働けないので、全国のPFI 刑務所に多く の民間刑務官を派遣するこの大手警備会社ではこのお達しを受けその資格を有するものを採用を急務で行い。なんと
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