−マイフェイバリット−
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ト装備モンスターの攻撃力・守備力をアップさせる装備魔法カード。スピード・ウォリアー一体に力が集まっていき、スピード・ウォリアーの攻撃力は……
スピード・ウォリアー
ATK3100。
――すっげえー!やっちまえスピード・ウォリアー!
観客席から歓声が聞こえてくる。ってか、さっきから歓声を上げているあの茶髪のことを見つつ、スピード・ウォリアーに攻撃を命じた。
「バトル。スピード・ウォリアーでデーモンの召喚に攻撃! ソニック・エッジ!」
攻撃力3100となったスピード・ウォリアーの攻撃が、デーモンに迫る……が。スピード・ウォリアーの攻撃は、突如現れた戦士に止められていた。
「墓地のネクロ・ガードナーの効果を発動。墓地にあるこのカードを除外することで、一度だけ攻撃を無効化する。」
先生が墓地にあったネクロ・ガードナーのガードを見せながら言う。
――あー惜しい! もう少しだったのによー。
……茶髪の野次がはいる。
「まだ君のターンだ。どうするつもりだ?」
……ああ、そうだ。まだ、俺たちの攻撃は終わっちゃいない!
「手札から速攻魔法、発動!」
「このタイミングでだと……?」
流石の先生も驚いたのか、ネクロ・ガードナーを除外しながら警戒する。
「速攻魔法、ダブル・アップ・チャンス! このカードは自分のモンスターの攻撃が無効化された時、発動出来る。攻撃力を二倍にし、もう一度バトルが出来る!」
「な、何だと!?」
スピード・ウォリアー
ATK3100→6200
「スピード・ウォリアーで、デーモンの召喚に攻撃! ダブル・アップ・ソニック・エッジ!」
「ぐああああッ!!」
先生LP3700→0
「よっしゃあああッ!」
勝った後に感極まって言う口癖を言っていると、起き上がった先生が近づいて来ていた。
「これで試験終了だ。おめでとう、結果は後日郵送で発表される。…それと、君のデッキを悪く言って悪かった」
そう言ってぺこりと先生は頭を下げる。代わりに、こちらも似たようなポーズを取っていたが。
「いえいえ、こちらこそ熱くなってしまって……楽しいデュエルでした」
こちらもぺこりと頭を下げると、先生の腕時計が見えた。――5時。その文字を見て、サーッと頭が冷える。
「あの、すいません、先生。実は5時から用事がありまして…」
「おっと、すまない。話は聞いている、行きたまえ」
「どうも、ありがとうございます。…では」
走って試験会場を後にした。……俺で試験は終わっているはずだし、もう見逃すデュエルはあるまい。
――すごかったぜ今の二番…黒崎だっけ? のデュエル! 機械戦士デッキっての初め
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