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魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜
第33話『テスト勉強とお泊り会』
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〜ツバサ〜

グレアムさんとの会合から数日が経ち
来週からの期末テストを控えた金曜日の放課後
学校でいつものメンバーで他愛無い会話を楽しんでいた

そんな中で

「来週からのテストみんな大丈夫?」

すずかが来週の期末テストの話題を出してきた

「「「えっ!?」」」

するとそれに対してフェイトとアリシアとなのはが驚き

「ちょっと!? 3人共何で驚いてるのよ!?」

「もしかしてなのはちゃん達…忘れてた?」

「と言うかついさっき先生が説明してたじゃない!!」

「にゃはは……」

「「あはは……」」

なのは達は誤魔化すように笑っていた……

なのは達はマルチタスクで魔法の訓練をやっていて
先生の話しを聞き逃す事が時々あったが
今回はテストについての事を聞き逃していたみたいだ

その後

「勉強教えて欲しいの!!」

「私も教えて欲しいな……」

「前と同じで、勉強会ー」

なのは達は勉強を教えてと言ったのだけど

「あー私は無理ね。
今日、明日、明後日全部用事が入ってるわ」

「えーと…ごめんね。
私も家の用事があるから無理そうだよ…」

すずかとアリサが用事があるからと断って
なのは達は2人に勉強を教えて貰う事が出来なくなってしまった

次にボクの方を向いたので

「頑張れ……」(・・)b

一言応援してあげると

「ツバサちゃん勉強教えて欲しいの!!」

「お願いツバサ!! アリサもすずかも
無理ならツバサしか頼れる人がいないんだよ!!」

「ツバサお願い!!」

3人が勉強を教えてくれと頼み込んできた

アリサやすずかに目線をやると

「あっそろそろ帰らないと!!」

「私も先に帰るね」

そう言って先に帰ってしまった……

ボクの目の前には勉強を教えてと懇願する少女が3人……
とりあえずボクは……

「頑張って……」(・・)b

もう一度『頑張れ』と言ってみたら…

「ツバサちゃんお願いなの!!」

「私達だけじゃ何を勉強すれば良いのかもわからないんだ!!」

「だからツバサ終えてよ!!」

3人が諦めずに詰め寄って来たので
ボクは仕方が無く

「わかった……」

勉強を教える事を了承した

「ありがとうなのツバサちゃん」

「ありがとうツバサ」

「じゃーさっそく教えて欲しいんだけど……」

アリシアがそう言ってカバンから教科書を出そうとしたけど

「家で…教える……」

ボクはそう言って立ち上がった

「にゃはは…確かに学校でツバサちゃんに教えて貰うのは難しいの」

「えっと…ツバサの家でいいのかな?」

「うん……」

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