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八条学園怪異譚
第三十四話 眼鏡とヘッドホンその九
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 茉莉也の携帯の着信音が鳴った、そして返信のメールを確認すると。
「おられるわ」
「あの研究室にですか」
「じゃあ今からですね」
「ええ、行くわよ」
 こう二人に言う、そして今飲んでいる抹茶を一気に飲み干してもなかも口の中に入れて三口程噛んで飲み込んでから言った。
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