暁 〜小説投稿サイト〜
SAOのペットな彼女?
デスゲーム
第1話 嵐の前の賑やかさ
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
 ログインした後、それぞれがはじまりの街に降り立った。仁は先にログインしていたようで、空太達を待ってくれていた。

「仁! 会いたかった〜!! ひしっ!」

 美咲──アバター?Misaki(ミサキ)?が仁──?Jin(ジン)?に飛びついた。

「空太」

 後方から、ましろが声を掛けてくる。
 アバダーの姿は、イチから自分で作成するのだが──ましろのアバターである?Masiro(ましろ)?の姿は、現実世界の?椎名ましろ?と全く同じ姿だった。

「ましろ……なんでお前、同じ姿なんだよ」

「何言ってるの、空太。同じ姿にするものよ。空太はカッコよくなってるわ。どうして?」

「悪かったな! そう作ったからだよ!」

 マシロは淡いピンクと白ベースのワンピースの上に、初期装備の鎧を纏っていた。ファンタジー風の衣装に身を包んだマシロは……とても新鮮で、綺麗だった。

「神田くん」

 このよく通る声は、七海──?Nana(ナナ)?のものだ。
 アバダーなので声こそ違うが、それでも現実世界と同じくよく通る。さすが、声優養成所に通っているだけのことはある。
 ナナは、水色ベースの長袖シャツの上に茶色い革のジャケットを羽織り、同色のミニスカートを履いている。現実世界とは顔の造りこそ違えど、芯の強そうな瞳を見ると、紛れもなくそのプレイヤーが七海であることがわかった。
 ナナミは照れたように空太──?Sorata(ソラタ)?に言う。

「どう……かな? やっぱり、違和感あるよね」

「それは仕方がないよ。みんな、アバダーになってるんだからな……ましろ以外は」

「そうだね」

 ナナは、女の子らしくくすっと笑った。

「それとさ」

「なに、神田くん?」

「ここ、一応ネットゲームの中なんだよね」

「そうだね」

「その……?神田くん?っていうの、やめてくれないか? 本名バレ激しいだろ」

 ナナは一瞬、頬を赤く染めた。

「じ、じゃあ……次からは、?ソラタ君?って、呼ぶから……」
「お、おう……」

 ソラタも、照れたように自分の頬をカリカリと掻いた。

「こーはいくんやーい!」

 少し離れた所から、ミサキが手を振っている。

「いざ、フィールドにしゅっぱーつ! 血で血を洗う大戦争の幕開けだよー!!」
「ゲーム内で何をするつもりですか!!」

 ソラタがツッコむ。

「空太、わたし、殺るわ」

「そして、お前の《そらた》は間違いなく《ソラタ》じゃなくて《空太》だよな……」

「殺るわ、空太」

「何故繰り返す! ツッコんでほしいの!? 頼むからプレイヤーを攻撃しないでね!」








「とおーう!!」

 ミサ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ