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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
無用な気遣い
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っさと防具を付けろ」
「いらねぇよ」
「なんだと!?私を馬鹿にしているのか?防具を着けずに私と手合わせをすると?」
箒は近くに用意された防具には全く興味を示さずに竹刀を一本だけ持って肩に担いでいる一夏に怒りを感じながらそういうが、一夏は呆れたようにいう。
「俺に合うサイズの防具があるなら別だけどな」
「あっ・・・」
そう、用意された防具は全く持ってサイズが合わない、小さすぎる。っというかほぼ2mの一夏に合う防具なんてあるはずが無い。
「それに俺がやってるのは剣道じゃなくて剣術だ。剣術に防具なんて必要ないの、剣術は実践向けなの、俺は防具なんて実践でも使わない派なの一発でも食らったら終わりだと思ってるの、意識の差が理解出来た?Do you understand?」
一夏は軽い言葉で言う、勿論これは挑発である。その時一夏は地味に腹が立つようなドヤ顔をしていた。この顔でそんな事を言われた箒は、プッツンと来た。
「いぇやぁぁぁぁぁ!!」
一夏目掛けて思いっきり竹刀を振り被って突進する。一夏は全く構えていない、不意打ちに近い。そして箒の竹刀は一夏に振り下ろされたが。
「・・・あれ・・・?」
感触がなかった、相手を取られた筈なのに感触がなかった。箒が竹刀を見ると・・・
「な、何!!?」
竹刀が、鍔の先から吹き飛んでいたのだ。それも当たりにその破片が転がっているならまだ良い。その破片が一切ないのだ。
「やっぱりアマチュアか。この程度で俺を試そうとはね〜」
一夏は凄く残念そうな声で言った。そのまま自分の竹刀を見ると先革と中結の丁度中間辺りが焦げているのだ。一夏はその焦げ方を見て不満足そうに溜息をつく。
「それで?どっするの?これで明らかに俺の勝ち」
一夏はぽんと軽く箒の頭を叩いた。面ありっである。
「ま、まだだ!誰も一戦で終わりとはいっていない!!」
「そりゃまぁ言ってないけどさ・・・」
「次行くぞ!」
「逝くの間違いじゃね?」
※15分後・・・
「まだやんの〜?」
「と・・・当然だ・・・」
剣道場にあったのは折れて使い物にならなくなった竹刀数本と、床につっふした箒。それを呆れ半分、嫌気半分で見ている一夏だった。ギャラリーは目の前で起きている事が信じられなかった。箒は中学の全国剣道大会で優勝する腕前、一夏が勝てるはずがないと思っていた物が多数だったが、実際はどうだ。箒は赤子の手を捻るが如く蹂躙されていた。箒は息絶え絶え、汗だくなのに、一夏は汗一つ欠いていない。圧倒的な実力差だ。
「おまえさぁ・・・いい加減にしてくん無い?お前が俺の幼馴染だがなんだか知らないが俺はその事を全く知らない、勝手にお前の知ってる俺と、今の俺を重ねないでくれる?すんげぇ迷
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