暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜時を越えたデスゲーム〜
第十話

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「ヤアァァァッ!!!」
カズネが放ったのは、スターリィ・ティアー。
妖精郷アルヴヘイムで母アスナから教わった、母オリジナルのソードスキル…OSSである。
つまり、殆ど威力は無いものの、代わりに流れるようなステップと剣舞が可能となる。
それを見て、アキトは楽しんでるな、なんて思ったが、自分もキリトのOSS・武器破壊を幾度と無く使っているので、人のことは言えない。
「ったく…この仏像…堅いんだよッ!」
叫び、ヴォーパル・ストライクを、アキト曰く堅い仏像にブチ込む。
その一撃で、一本目のHPバーが消滅する。
それを見た剣士たちは雄叫びを上げ、二本目のバーを消しに走る。
「いっっけぇぇええ!!」
アキトが新たなソードスキルを発動させると共に、カズネがニヤリと笑ってスター・スプラッシュ八連撃をボスに見舞っている。
「お前が二刀流取る気かよ!」
アキトはあきれたように叫んでから、ハウリング・オクターブ5連撃を放った。
「ラアアアアッ!!」
二本目のHPバーが半分を切った瞬間。
「うわああ!」
「きゃあああ!」
突然、ボスが範囲攻撃を仕掛けてきた。
攻撃を喰らったプレイヤーは動けず、倒れ込んでいく。

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