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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第九十七話】
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々挑発を受け流して逆に色々言ったが――そ、それを怒ってるのか?」

「ち、違う…そうではないヒルト」

「じ、じゃあ何でだ?理由があるだろ?」


そう言うと、暫しの沈黙――そして。



「と、友達以上の関係になりたいだけだ。ヒルトと…」

「友達以上?――親友か?親友も悪くは無いな――って、まだそこまでラウラの事わかってないが――」


そう言い、ふと眼を閉じたその一瞬――ぐいっと制服の胸ぐらを掴まれ、何事かと思い眼を開けると徐々にラウラに引き寄せられていった――。

まさか、また余計な一言を言ったせいで頭突きでもされるのかと思った次の瞬間――。

「…んむっ……?」


一瞬、何が起こったのか全く理解が出来なかった。

だが、唇から伝わる柔らかな感触、そして軽く触れるラウラの柔らかい舌――。

そして紅い瞳は閉じられ、俺の眼前に広がるのはラウラの赤くなった頬が見え、流れるような銀髪が見える――。

そして暫くしてから――俺も気づいた。


――ラウラとキスしているこの状況に――。
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