第二の感染者・ジュン
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苦しそうに呻いている。
「早くどうにかしたいんですが、僕はわからなくて……」
「俺にもどうすればいいかわからん。でも、行くしかないだろうな」
そういうと、シュートに下がっているように言ってからジュンに近づく。
「おい、ジュン。どうしたんだ?」
「はぁ、はぁ、はぁ……」
しかし、声をかけたのに気付いていない様子だ。仕方なく、さらに近づいてさっきよりも大きな声で呼びかける。
「おい、ジュン」
「はぁ、ゲ……ツ……ガ……」
「何とか意思はあるみたいだ……ってあぶねっ!!」
ジュンは自分の名前を言った瞬間に襲い掛かってくる。いきなり来た攻撃をギリギリでかわして素早く体勢を立て直す。
「お……い……ゲツ……ガ……逃げろ……」
「何言ってんだ、お前?俺はそんな状態の奴をほおって逃げるわけには行かないんだよ」
「お前……何……言って……んだ……。早く……逃げない……とお前……もおな……じ……ように……なるぞ……」
どうやら抗っているようだが意識がどんどんと遠のいているようだ。
「俺はお前を止めなきゃなんないんだよ。それは運営には気付かれないと思うから俺がなんとかしなきゃならないんだからな」
「これは……おま……えの……手に……おえる……よう……な……ものじゃない……」
「手に負えないわけじゃない。お前の中から引きづり出せばいいんだからな」
そしてゲツガは構えを取った。
「シュートは離れていろよ。こいつは俺が何とかするから」
「はい」
そしてゲツガは感染者となったジュンの前に対峙した。
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