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ゼロの掃除屋
プロローグ

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「あんた誰?」
と才人と歳が変わらないピンク色のブロンドの女の子が言った。
 ここはどこだ。俺はさっきまでカイムと羽化病について調べまわっていたはずだ。カイムがアストレアという女の子を助けるために・・・
 「とりあえず、ここはどこだ?俺はとある病について調べている最中にこの場所に飛ばされたのだが。」
 するとピンク色のブランドの女の子が、
「アンタ覚えてないの?召喚の門を潜ってやってきたのよ。使い魔として召喚されたのよ。」
 使い魔?使い魔って動物だろ?俺は人間だぞ正気か?確かに目の前に光の輪があって入ってみたがとりあえず責任者を呼ばせよう。
「とりあえず責任者を呼べ!」
すると、
「ふざけないで!アンタは召喚に応じた時点でラ・ヴァリエール三女の使い魔よ。大人しく契約に応じなさい!」
あの女じゃ埒があかない、女にこんなことをするのは嫌だが仕方がない。才人はピンク色のブランドの女の子に腕で抱き、頭に銃口を向けた。
「責任者出て来い!来ないとこの女の子を殺すぞ。」
他の生徒達は突然のことで慌てふためいている一人の青髪の女の子を除いて。すると髪の毛が寂しそうなおじさんが慌てて、
「私が責任者です。」
と言った。
才人は怒った声で、
「アンタが責任者か突然人間を召喚して奴隷みたいにするとはどういうことだ!もしも俺がこのまま契約していたらギアスの効果で放置する気だったろ!ふざけんな!お前ら殺すぞ!」
コルベールはディレクト・マジックを掛けようと思ったが怒って我を忘れているのか魔力が漏れている。これはやばいと思い、
「学院長室に行きましょう。そこであなたとの今後の事についても話し合いましょう。ミスヴァリエールも来なさい。」
二人は、
「分かった。」「何でなの?平民のくせに。」
と言って校舎に向かって歩いていった。

SIDEタバサ
あの男は危ない人間だ。私には分かる。大量に人を殺しているし、かなり魔力がある。あのままなら本当に全員殺していただろう、私でもあの男には勝てない。他の生徒は冗談だろうと笑っているがあの顔と銃を見ていると冗談ではないだろう。しばらくは監視をしてみよう。
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