暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の妖精〜
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レオ視点
φφφ
はい。レオです。非常にヤバい状況に立たされています。





別にキリアをフろうとしたわけではない。
寧ろ、嬉しかった。
だから俺は、ありがとう、と言おうとして…腰を屈めた。
キリアは涙目になっていて、俺はそれに困って、暫し無言となってしまった。
それが悪かったみたいで。
キリアは返事を聞く前に、走って行ってしまった。
俺はキリアに叫んだけれど、聞こえなかったらしくて。

      …らしくて。
(何で!?何で俺この人と歩いてんの!?)
俺の隣にいるのは、キリアの双子の兄、キリトーー黒の剣士だ。
僅か15歳が発するには強すぎる殺気(?)を纏い、彼はいつの間にか俺の前に立っていた。
(何なの!?俺還らされちゃうの!!)
キリアがあの性格ならば、彼女の兄はもっとすごいのでは…?

俺はヒヤヒヤしながら、無言の笑みを張り付かせるキリトと並んで歩いた。

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