暁 〜小説投稿サイト〜
IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
本編
教員の実力『後』
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岡の戦いを思い出せ。長岡は開始直後に即座に上昇し、速度を上げ、山田先生を突き放して上昇していたな?対して山田先生は射撃して長岡の上昇を邪魔しようとしている為に速度があまり出なかった上に常に長岡に上を取られていた。この状況を鑑みるに空戦エネルギーは長岡が山田先生に対して大きくリードしていることは分かるな?」


そう織斑先生が尋ねるとみんなは頷く。


「そしてその状況下で、長岡はある程度上昇したところで即座に反転、太陽を背にして両手のアサルトライフルを制射しながら急降下して攻撃した。その時に山田先生は長岡を迎撃しようとアサルトライフルを構えたが太陽を背にしているためにセンサーに太陽光が反射する状況に陥り、ロックオン出来ずに対応が遅れた。そして長岡は重力の恩恵を受け攻撃速度が増して、それに伴い威力も上がっていた。その大威力の急降下攻撃を食らって山田先生は撃墜されたというわけだ。」


織斑先生が話し終えたが一夏は何か納得のいっていない顔だった。

一夏がまた手を上げる。

織斑先生はそれを見て溜め息をつきながら一夏を指名する。


「はぁ、どうした?まだ疑問があるのか織斑」

「はい。えっと、専用機の話になるけど戦いで今回の戦いだけで今まで空戦エネルギーを考慮して戦ってなかったと思うんですが……それに俺も…」


それを聞き、織斑先生が溜め息で返す。

仕方がないので僕が説明を受け継いで話す。


「…一夏…、少しは考えて分からないかな?まあ空戦エネルギーをうまく使った方が有利っていう面もあるけど相手との相性や機体の特性によって変わってくるの」

「そういうもんか。ありがとうな怜」

「少しは自分で考えてね」

「…うっ、肝に命じます…」


僕たちのやり取りを見て織斑先生は授業を再開した。

専用機乗りが訓練機に乗る他の生徒を手助けするということが言われた。

僕は故障中 ( 嘘だけど ) ということもあり、メンテナンスに出す手続きをしてくると言って授業からトンズラした。

まあ当然故障なんかしてないけどそうでも行っておかないと面倒くさい作業をさせられると思ったからだ。

そして僕は自室に帰り、束のラボに回線を開いた。

〜レイsideout〜










〜クロエside〜

私の名前はクロエ・クロニクル。

束様に拾われ束様と主様の為だけに存在している。

今日は珍しく束様が外出なさっているのでラボの道具の整備や片づけなどをしていた。

そうしているとラボに通信が入ったことをつげるアラームが鳴ったので束様かと思い即座に出ると、束様ではなく主様だった。


「お久しぶりだねクロちゃん♪元気にしてる?」

「はい、
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