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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第九十六話】
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れちゃうとそろそろ俺も理性がゲシュタルト崩壊起こしそうでな…」


――流石に背中に当たる胸の感触がこのまま続いたら、俺はシャルを襲ってしまうだろう――だからこそ、そう言ったが。



「あ……ま、まだ一言だけ言いたい事があるの…いいかな…?」

「わ、わかった」


言いたい事が何かはわからない、だからこそ何を言うのかを待っているとそっと耳元で囁くようにシャルが――。


「……Je t'aime.」

「……はい?」


――まさかのフランス語、いや英語じゃなかったからフランス語だと思うのだが。


もちろん、フランス語なんて全く知らず、今シャルが言ったフランス語の意味すら全くわからなかった。


「シャル……悪いがフランス語はわからないんだが…」

「わ、わからなくていいよっ!?い、言いたい事はそれだけだからっ!」


――パッと離れたシャル、背中に当たっていた胸の感触が無くなったのが非常に残念なのだが――理性が崩壊しそうなのも事実、だから安堵するとともに非常に残念、惜しいとも思った――。

だがそれ以上に、シャルが最後に言ったフランス語の意味の方が気になるのだが――。

そう思い、立ち上がってシャルの方へと向くと――。


「わあっ!?ひ、ヒルト…前、隠してよっ!!」

「前――……!?」


忘れていた訳じゃないのだが、忘れていた様で俺の欲望の塊は先ほどからずっと突起しっぱなしで見事なほどバベルの塔並みに構築されていた。


だが、なぜかシャルは両手顔を覆っているにも関わらず、指の隙間からは俺のをまじまじと見ていて恥ずかしくなった俺は――。


「だあぁっ!?わ、悪いシャル!わざとじゃないが、わざとじゃないが男の【生理現象】だ!てか出る!流石に出る!」

「う、ぅん…。ヒルト、ありがとう――先に寝てていいからね?」


そんな声を背中で聞きながら、俺は勢いよくシャワー室を後にし、手早く着替えるとベッドに横になった。

――勢いよく出てきたが、もしかすると凄く勿体無い事をしたのかなとも思い、若干後悔しつつも、さっき送ったメールの返信が来てるかを確認すると――。


「……母さんからだけか、まあ親父も一緒だろうし構わないか」


メールの中身を確認すると――。


『ヒルト、今日はお疲れ様。村雲も徐々にヒルトに応えてくれてるみたいでお母さん、嬉しいわぁ♪――日本には、少なくとも貴方達の誕生日までは居ると思います。日本に帰ってきたのも、美冬ちゃんと未来ちゃん用に用意した【IS】の最終調整を日本の知り合いの所で行おうと思って♪――』


……メール長いよ、流石に全部はダルいな。

だが誕生日まで居るのか…それは良かったか
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