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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百二十七話  『出張任務(3) 銭湯開始』
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ど…」
「あたしは大人だ! 馬鹿にすんな!」
「ぷっ…くくっ!」

それで誰が漏らしたかわからないけど笑う気配がしてヴィータが目つきを鋭くして「誰だ、今笑った奴は!?」と待機状態のグラーフアイゼンを握りながら叫んでいたのはご愛嬌。
おそらく笑ったのは声からしてリインあたりだろう。あるいはランサーもか…?

「とにかくお会計をしておくから先にいっててな」
「「「「「はーい!」」」」」

それで向かう私達。
銭湯の入口で、

「よかった…。入口は別だ」

エリオが安心する声を出していた。
しかし不用意にそんな発言をしないほうがいいと思うわよ?

「おうエリオ。なんだ? マスター達と一緒の方がよかったか…? ませガキだなぁ〜! いや、男として当然か?」
「い、いいいえ! そんな事はないですよ、ランサーさん!」
「呵呵呵。小童、なかなか主も隅に置けんな」
「アサシンさんもからかわないでください!」
「エリオ君、ドジを踏んだね…」

数少ない男子連中がすでに盛り上がっているようである。
レンがこの中でエリオにとっては良心かしら…?
キャロもエリオに話しかけて、

「楽しみだね、エリオ君」
「う、うん…キャロはスバルさんやランさん達と楽しんできてよ」
「え…? エリオ君は?」
「え、ぼ、僕は一応男の子だし…」

キャロが純粋な眼差しでそうエリオに聞いている。
エリオも恥ずかしそうにそう答えている。
まだ十歳とは言えやはりもう恥ずかしいのだろう。

「れ、レンさん、助けてください…!」
「エリオ君、今のうちに楽しんできたら? まだ子供だからそっちでもきっと大丈夫だよ。僕も昔はシホさんと一緒に入っていたし…」

普通にレンはそう答えていた。
…ううむ、小さい頃に何度か一緒に入ってあげていたけど純粋に育ってしまったものね。
見ればエリオも見捨てられたという感じでいる。
純粋なレンの後ろではランサーとアサシンがニヤニヤと笑っているし…。

「それに…」

と、キャロが看板に書かれている注意書きを読み始めた。
聞けば十一歳以下なら女性のお風呂でもお子様は入れるという感じである。

「エリオ君、十歳!」
「エリオ、せっかくだから一緒に入ろう…?」

キャロにフェイトも加担してエリオを誘う。
うーん…エリオ、少し可哀想ね…。
そう思っていると、

「で、でも隊長達やスバルさん達、それにアリサさん達もいますし…!」

と、せめてもの抵抗を見せるエリオだが、

「あたしは別にいいけど?」
「というか前から頭洗ってあげるよって言ってるじゃん?」

と、次々と声を上げていく一同。
ライダーも近寄ってきて、

「…ふふ、エリオ、大丈夫ですよ。優しくしてあげますか
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