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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第九十五話】
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「あ、すみません山田先生、引き留めてしまって…おやすみなさい」
「いえいえ…では有坂君、デュノア君。今日はお疲れ様でした、おやすみなさい」
「はい、山田先生も遅くまでご苦労様でした」
折り目正しく、ぺこりと頭を下げた山田先生を見送ると俺とシャルルはドアを閉めた――と、シャルルが。
「ヒルト、よかったの…お風呂?」
「ん?あぁ、別に風呂に入らなきゃ死んじゃうって訳じゃないからな。シャワーで汗を流せれば問題ないし」
――まあサウナが気になる所だが、入る機会があればでいいしな。
後は…一夏のホモ疑惑もとい、もしかしたら二刀流というバイセクシャルな可能性もあるのだから身の危険を感じるのも事実。
――いや、そんな風に迫ったら流石にISを私的に使って展開して殴るが、罪に問われるより貞操の危機を守る方が大事だし。
俺の周りの男友達でそんな奴はいないからな…一緒に銭湯に行ったこともあるが、普通にゲームの話やらあの子のおっぱいでかくね?的な話とかその他色々。
そんな会話だけなら何ら問題ないんだがな、これが。
「さて、親父や母さんにメール打ってからシャワー浴びるかな。いつまで居るのかちゃんと聞かないといけないし」
「そうだね。せっかく家族が揃ったんだもんね?」
「おぅ、まあ多分美冬や未来の誕生日まではこっちに居ると思うがな――と」
ぱぱっとメールを打つと、そのまま送信してシャワーを浴びる準備を始める。
――と、シャルルが口を開く。
「そ、そういえばヒルトと美冬さんって双子だよね?――た、誕生日っていつ?」
「ん?俺の資料見てなかったのか、シャルル?」
「み、見たけどほとんど黒く塗り潰されてる箇所ばかりで――家族構成とかは潰されてなかったけど身長や体重とか、誕生日は真っ黒だったんだよ」
――秘匿されてるのか、俺の情報…。
てか家族構成塗り潰せよ、体重とか秘密じゃないんだし。
「まあ別に秘密じゃないから言ってもいいか。俺と美冬、未来は同じ誕生日で七月八日さ、七夕の次の日だな」
「そ、そうなんだ。……いつも三人で祝ってるの?」
「夜は一緒に祝ったな、夕方は互いの友達が来て祝うかメールがくるかのどっちかだったな――さて、先に使わせてもらうぞ?」
「う、うん――ごゆっくりっ」
「……?」
何故か顔が急に赤くなっていたシャルルの表情に疑問を抱きながらもそのまま俺は脱衣場兼洗面所へと入っていった――。
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