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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
CAPTURE the GRAIAI
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さて、そろそろ遊・・・攻撃をやめて捕獲に入るとしますか。」
「キサマ、いま遊びって言いかけなかったか!?」

一輝は聞き流した。

「さて、それでは、捕獲開始!!」

一輝は今回、初めて武装をするが、グライアイたちはそれをみて言葉を失う。

「「「・・・・・・それは?」」」
「武器だが?」

恒例行事になりかけているこのやり取りである。

今回の武器は・・・単三乾電池。一輝が携帯の充電用に持ってきたものの一部だ。

「我らを愚弄する気か!」
「俺にとってはかなり強力な武器だし、捕獲用の道具でもある。」
「そのようなものが、役に立つわけが・・・」
「サンダー!!」
「「「ギャアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」」」

一輝は、中の電気を増幅し、グライアイに放った。

「乾電池を馬鹿にした罰だ!!」
「そんなことで・・・」
「さて、もう一発分は残ってるな。」
「申し訳なかった!!」

グライアイのうちの一人が全力で土下座をする。

「では、檻に閉じ込めるとしますか。」

一輝は電気の檻を作り、グライアイの上に落とす。

「触ったら、さっきと同じぐらいの電流が流れるから。」

一輝はしっかりと警告してから、檻に近づく。
そして、目を持っているグライアイに近づき、その目を奪う。

「試練を乗り越えしものに、伝説へ挑戦する権利を与えん。」

どこからか、厳かな声が聞こえ、目の前に蒼の宝玉が現れる。

「それが挑戦権を示すギフトじゃ。」
「受け取るがよい。」
「キサマにはその権利がある。」
「それじゃあ、遠慮なく。」

一輝は持っていた目をほうり、宝玉を風呂敷に包む。

グライアイたちは目を落とさないように、必死になって取ろうとしている。

「お、スイカっぽい。」

一輝は風呂敷をつかみ、建物をさる。

「さて、あとはコミュニティに戻るだけ。頑張ろう!!」


なんだか、一輝には似合わない一言である。

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