暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
サウザンドアイズの偉い人って、変態しかいないんだろうか・・・
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放題、やりたい放題やってごめん・・・」
冷静になった一輝は、とりあえず二人に謝る。
「まあ、左腕の分で抑えたからよしとしてやる。」
「そりゃどうも。黒ウサギもそんな感じで?」
「は、はい。それよりも、左腕は大丈夫なのですか?」
「これのこと?」
一輝は動かない左腕を指して尋ね、黒ウサギはそれを首肯する。
「別に、なんの問題もない。何なら今すぐにでも戻せるけど・・・それはしないほうがいいかな?」
「まあ、一輝はあんだけのことをしたからな。やられた分はやり返したってことにするにはそのままのほうがいいな。」
「では・・・」
「ああ。白夜叉のところに行くぞ。御チビとお嬢様、メイド二人を呼んでこい。」
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「うわお、ウサギじゃん!いやー本当に北側にウサギがいるなんて・・・ってか、ミニスカにガーターソックスってずいぶんエロいな!うちのコミュニティに来いよ。三色首輪付で毎晩可愛がるぜ?」
とっても解りやすい外道っぷりを見せながら、ルイオスは黒ウサギを視姦してはしゃぐ。
サウザンドアイズの幹部って、変態しかいないんだろうか・・・
「先に断っておくけど、この美脚は私達のものよ。」
「そうですそうです!黒ウサギの脚は、って違いますよ飛鳥さん!!」
「そうだぜお嬢様。この足は既に俺のものだ。」
「そうですそうですこの脚はもう黙らっしゃい!!!」
「よかろう、ならば言い値で」
「売・り・ま・せ・ん!あーもう、まじめな話をしにきたのですからいい加減にしてください!黒ウサギも本気で怒りますよ!!」
「馬鹿だな。怒らせてんだよ。」
「このお馬鹿さま!!!」
スパーン!!!ハリセンを一閃。今日の黒ウサギは短気である。
そこから、ルイオスがノーネームをペルセウスに勧誘したり、黒ウサギの服装のことで十六夜と白夜叉が意思疎通したり、その光景に音央と鳴央がデジャブを感じたりしてから、本題に入った。
《何か最近、ダイジェスト多くない?》
変えづらいというか、なんと言うかで・・・増えてはいるな。
ところで、いつになったらこっちの分に介入しないってことを覚えてくれるんだ?
《そんなつまらないことを、俺がすると思う?》
つまらない云々じゃなく、覚えてくれ。
さて、話を戻して、黒ウサギがレティシアのことや軍勢の放った暴言の数々について話し終わったところだ。
「以上の内容になりますが、何か言いたいことは?」
「もちろんあるよ。こっちもそいつに五十人あまりを攻撃されているし、あの吸血鬼が逃げ出した原因はお前達なんだ。こっちにのみ非があるわけではない。」
「攻撃については、非はそっちにある。やりたいことはやったからチャラでいいけどな。」
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