暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターンEX 真紅のロードを歩む龍
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ンバイフェイズにトラップカード、闇霊術−欲を発動!パワー・インベーダーをリリースして2枚ドローするが、そのドローフェイズに引いたカードはトラップか?」

 闇霊術−欲
通常罠
自分フィールド上の闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
相手は手札から魔法カード1枚を見せてこのカードの効果を無効にできる。
見せなかった場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。

「いや、どっちにしろこれは見せないぜ」

 問いには直接答えず、ちょっと迷うふりをしてから効果を通すユーノ。ここら辺の駆け引きは清明も割と得意であり、間違ってもトラップかどうかを直接言うようなまねはしない。もっとも、相手を惑わすことの演技力にかけてはユーノの方が一枚も二枚も上手なのだが。

「なら、欲の効果でドローする」
「んじゃ改めてメイン1、カケラを墓地に送って俺もドローだ。………よし、やる価値はあるか。貪欲な壺を発動、墓地のハンマー・シャーク、ブリザード・ファルコン、ペンギン・ナイトメア、シャクトパス、オイスターマイスターをデッキに戻してもう2ドローする。そして墓地のフィッシュボーグ−アーチャーの効果発動、手札から水属性の超古深海王シーラカンスを墓地に送ってレベル3のこのカードを召喚。さらに手札からもう1体レベル3モンスター、オイスターマイスターを通常召喚する。そしてレベル3のアーチャーとマイスターでオーバーレイ、2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。七つの海の水中に、回れ発条弾けろ機雷!エクシーズ召喚!稼働しろ、発条機雷ゼンマイン!」

 2体のモンスターが光になって絡み合いながら飛んでいき、宇宙のような場所に吸い込まれていく。そしてその中心から爆発が巻き起こり、外国のお菓子並みに派手な色合いの背中に巨大なゼンマイが付いたモンスターがスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンの前に立ちふさがった。その体は目の前のドラゴンよりはるかにちっぽけだったが、ユーノはこのモンスターが耐え切れることを知っている。知っているからこそ、この場を任せたのだ。

 発条機雷(ぜんまいきらい)ゼンマイン
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/炎属性/機械族/攻1500/守2100
レベル3モンスター×2
フィールド上のこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。
この効果を適用したターンのエンドフェイズ時に1度、
フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。

「ゼンマイン?おいおい、まーた守り固めかよ。こっちはちゃっちゃと終わらせてえってのによ!」
「なんとでも言いやがれ!悪いなゼンマイン、久しぶりの出番がこんな役目で。すまん」

 謝るユーノに対し、気にするな、と言いたげに首を振るゼンマイン。もし
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