マザーズ・ロザリオ編
転章・約束
結城家乱入?
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「……新年早々そんな鬱そうな顔するなよ」
「え!?……れ、レイ君!?」
条件反射で出てくるのがアバターネームってどーなのさ。とは勿論突っ込まない。
ここへ来る途中、海斗の愚痴を散々聞いてこの2人の境遇はおおよそ把握出来た。
「よ。あけおめ」
「おめでとう……って、何でここにいるの?」
「まあ待て。今説明する」
何度も説明するのも面倒なので、いっぺんに片付けるために明日奈と合流したのだ。京都へは蓮兄の付き添いで来たこと(流石に『修行』とは言えない)にして、ここに来ることになった概要を説明した。
「とまあ、彰三さんが晩飯を食べてけってんで、後数時間は世話になる」
「そっか……」
「なあ、螢。帰る時、俺を連れ出してくれない?モウヤダここ」
「あー、私も私も」
息ぴったりに逃亡幇助を要求してくる2人に呆れつつ言う。
「あのなあ……。分からんでもないが、1年に一度なんだろ?それぐらい我慢しろって……」
人生の『競走』から早くも離脱してしまった2人としては、『競走』のトップランナー達が集まるココに居心地の悪さを感じるのだろう。
部外者たる俺はそれを眺める立場にしか居ないわけだ。干渉する手立てはない。
「「はぁ……」」
鬱状態のやつが2人になった所で蓮兄が屋敷に戻るように言いに来て、2人は嫌々。1人はやれやれと付いていくのだった。
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