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無限の赤龍帝
箱庭で修行2
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を引いて、勢いよく両手を突き出した。

「ドラゴンブレスっ!!」

両方のガントレットの龍の口から出ている拳より放たれる漆黒の奔流は金色の奔流と衝突して、お互いに消滅し合う。そして、最終的には突撃しながら白音の拳と燿の拳は衝突する。その間に俺は次の準備を行う。

「我、目覚めるは
 白夜と夜叉の理を持ちし無限の龍神なり
 神を嗤い、魔を憂う
 我、黒き龍の無限と成りて
 汝を永久の絶望へと導こう」

ドライグの禁手化ではどうしようもないので、オーフィスのにする。黒いエピオンの様な姿だが、その両手には赤竜帝の籠手がしっかりと両手に存在する。

「うわっ!?」

俺は尻尾を下から突き上げる。燿は急いで体勢を崩しつつも、グリーブの裏からエネルギーを放出して推進力にして無理矢理に逃げる。

「この変態っ」

あのままいけば、燿の大切な所を貫けたのにな。

『……時間は一分……』

『全力ではそれぐらいが限界だ』

「倒してやるっ」

「上等!!」

ポイントアーマーを装備した様な機動力重視の燿と全身鎧の俺の戦いはお互いにとんでもないエネルギー量の攻撃をし合うが、増幅ができる分だけ俺が有利だ。だが、燿はそれを戦闘経験と多種多様なギフトの数々で埋めてくる。口から炎を吐き出したり、ガントレットの先を爪にして切り裂きにかかったりと本当に強い。まずこちらの攻撃が命中しない。

「この出力にも慣れてきた」

「どんだけ適応力が高いんだよ!!」

音速を超えた戦いをしている間にアーシアが皆を回復してくれる。そうなると援護攻撃が飛んでくる。しかし、それらも直ぐに弾いて反撃を放つので、俺はどうにかそれを防ぐ。ビームソードと爪が幾度も交差して戦いになっているが、時間が経って禁手化が解除されてしまうと瞬殺された。これがまだペガサスのギフトなら勝てたんだろうけどな。

「うん、強いね」

「いや、手加減しろよ……」

「嫌だよ。負けるの嫌いだし。それに変態にはお仕置きが必要」

「くっ……」

ボコボコにされた俺達は地面に倒れている。周りはソニックブームで破壊されて悲惨な事になっている。アーシア達を気を付けて戦っていたから大丈夫だったが、マジでオーフィスは規格外過ぎる。

「それにしても、流石は無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)オーフィスのギフトだ。凄いね」

「えっへん」

胸を張るオーフィス。いつの間にかギフトを与えていたようだ。

「ちなみに春日部さんはどれくらいその力を使えるんだ? 無茶して20分くらいかな。それ以上だと身体が持たない。安全を考えると10分が良い所」

「10倍かよ……」

「「「ごめんなさい」」」

負けた事で俺に他の子達が謝ってくるが、気にしな
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