第63話 闇の呪い(ダークカース)
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『ここからまたユモス目線で書いていきます。』
うわぁ・・・みんなもう気づいちゃったの?私は人気の少ない建物の陰に隠れて、ギルドのみんなの様子を窺っている。マグノリアはギルドの人たちが私の事を街の人に聞いたりして必死になって捜していた。これじゃあ思うように動けない・・・みんなにはあまり迷惑は掛けたくないし・・・すると、
マ「ユモーーーッ!!」
ナ「どこだぁーーーっ!!」
ハ「ユモーーーッ!!」
フ「いたら返事しろーーーっ!!」
うわぁ・・・一番厄介な仲間が来た・・・ナツは鼻がいいからな・・・さて、どうやってここを突破するか?思い切って一直線に走ったら絶対に捕まるし、氷霧(フリーズミスト)で姿は隠せても気配で簡単にばれちゃうし・・・やっぱりこれしかない!私はワンピースのポケットから魔水晶(ラクリマ)を取り出し、4人に向かって投げた。すると、魔水晶から睡眠ガスが噴射され、4人はその場で寝ちゃった。私が投げたのは睡眠魔水晶。
ナ&マ&ハ&フ「ZZZ・・・」
ユ「ゴメンね・・・ありがとう。」
私は4人が寝たのを確認して先に行こうとしたが、
ユ「!!」
誰かに見られてるような気がして振り向いたけど誰もいなかった。
ユ「・・・気のせい、か。」
私は先を急いだ。
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その後も、何度もギルドの人たちと遭遇しそうになり、危ない時は仕方なく睡眠魔水晶を投げるしか方法がなかった。そうしながらやっと私は目的地にたどり着く事ができた。そこはとある洞窟。私がギルドに入るきっかけとなり、グレイと初めて会った洞窟だった。洞窟を進むと、黒髪に緑色の瞳をした1人の少年が私を待ち構えていた。年は私と同じくらいかな。
?「久しぶりだな。ユモス・クオリナ。」
「ユモス」って呼ばれたのは久しぶりだなぁ。
?「気分はどうだ?」
ユ「最悪だよ。ばれないようにするために大変だったよ。」
私は左腕に巻いている包帯をするするとほどいた。すると、私の左腕には黒い線状の模様のようなものが浮かび上がっていた。次々に私は体に巻いている包帯をするするとほどいてく。同じように黒い線状の模様が浮かび上がっていた。
ユ「見ただけで吐き気がするよ。」
?「そりゃそうさ。呪いだからな。」
洞窟に少年の声が響き渡る。その時、私は突然のめまいに倒れそうになった。視界がぼやけ、右手で額を押さえて、必死で倒れるのをこらえる。
?「我慢は体によくないんだぜ。」
ユ「っ・・・」
これが、呪
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