第63話 闇の呪い(ダークカース)
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その次の日も、そのまた次の日も、ユモの包帯の数はどんどん増えていった。
ナ「お、お前、本当に大丈夫なのかよ・・・?」
ハ「痛そうだよ・・・」
ユ「大丈夫。全部軽い怪我だから。」
ト「軽そうに見えないのは僕だけでしょうか?」
ショ「俺もそう思う。」
ウェ「やっぱり私が治しますよ。」
ユ「本当に大丈夫だから。ウェンディの魔力がもったいないよ。」
ユモはウェンディの治療を嫌がる。
グ「何でそこまで否定するんだよ。素直に治してもらえばいいじゃねぇか。」
ユ「だいぶ治ってきてるから。」
だが、日が経つにつれ、ユモの包帯の数は徐々に増えていった。ギルドのみんなは全員ユモの事を心配し始めた。
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そんなある日、
マ「大変だぁーーーーーーーーーーっ!!!」
マヤが大声を上げてギルドに駆け込んで来た。
ル「どうしたのマヤ?そんなに慌てて。」
マ「ユ、ユモが・・・どこにもいないのっ!!」
一瞬ギルドが静まり返った。
マ以外「えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
グ「ど、どうゆう意味だよ!?」
俺はイスから立ち上がってマヤの肩を揺さぶる。
マ「私、ユモがまた怪我して動けなかったらどうしようと思って女子寮に迎えに行ったの。でも、部屋に入っても誰もいなくて、ユモの机にこれが・・・」
マヤが白いショーパンのポケットから取り出したのは手紙だった。エルザがそれを受け取り開くと、ユモのホログラムが出てきて、
ユ『今までお世話になりました。妖精の尻尾は・・・最高のギルド!!さようなら・・・』
と言って消えた。これって、書き置きだよな・・・?
マ「ど、どうしよう・・・ユモが、ユモがどこかに行っちゃうよ・・・」
マヤの手はガクガク震えていた。俺が、俺がもっと早くユモに聞いてれば、こんな事には・・・俺は自分を責めた。
エ「マスター。」
マカ「・・・みなの者、わし等は仲間であり家族である。ユモを捜すのじゃーーーーーっ!!!」
マカ以外「おぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
俺たちはギルドを飛び出し、ユモを捜索し始めた。
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