第63話 闇の呪い(ダークカース)
[1/6]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
?『お前は、この魔法の効果によって、7年間苦しみ続けるぜ。7年後が楽しみだな・・・』
ユ「!!はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・夢、か。」
空はまだ薄暗く、時計を見てみたらまだ朝の5時だった。私は部屋の窓を開けて風に当たる。冷たくて気持ちがよかった。ふと自分の左腕に目を落とすと、
ユ「!!!」
そうか、あれから7年が経つのか・・・もうすぐで罪滅ぼしができる。そして、妖精の尻尾とのお別れ・・・私の頬には、いつの間にか一筋の涙が伝っていた。
****************************************************************************************
『ここからグレイ目線で書きます。』
科学の世界(サイエンスワールド)を潰してから1週間。ジョニー・メカは評議委員によって逮捕された。あいつの4人の弟子は全員がジョニーが造ったアンドロイドだったんだ。しかも、評議委員からジョニー・メカの逮捕協力をしたおかげで、ギルドに報酬50万Jをもらった。じーさんはすっかり浮かれて、昨日は酒をがぶ飲みしてたぜ。そんな中、俺がギルドのテーブルで昼寝をしてた最中、
ル「ユモッ!?どうしたのその怪我ッ!!?」
ルーシィのバカデカイ声で目を覚ました。見ると、ギルドに来たばかりのユモの左腕を見て驚いていた。ユモの左腕には包帯が巻かれていた。
ユ「ちょっと、軽い火傷しちゃって。」
ウェ「私が治してあげましょうか?」
ユ「大丈夫。すごく軽い火傷だから。」
薄っすらと、ユモの額に冷や汗が滲んでいるのが見えた。俺はユモが言ってることは嘘だと確信した。ユモのやつ、何か隠してる・・・
****************************************************************************************
次の日。
マ「えぇ〜!!ユモ、どうしたのいったい?」
今日はマヤのバカデカイ声に驚いてかき氷を落としそうになった。見てみると、昨日のユモは左腕だけに包帯を巻いていたが、今日は右足にも包帯を巻いていた。
ユ「たんすにぶつけて、軽い打撲をしちゃって。」
リョ「お前って、随分そそっかしいんだな。」
フ「怪我するのが好きなんだな。」
シャ「あんた、もっとましな冗談を言いなさいよ。」
エ「だが、軽い怪我でよかったじゃないか。」
ユ「あははははは・・・」
まただ。昨日も今日も、ユモは何で嘘をついてるんだ?
***********************************************************
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ