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スーパーロボット大戦OGAnother
第一部「数奇なる騎士」
第06話「決意の矛先」
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「では、行くのだな?」
伊豆に戻ったレイカーは、アダムに問う。
「はい。ハンスをみすみす逃がしたのは追跡した我々の責任です。それに、隊員もそれを望んでいます。」
アダムはレイカーを見つめたまま言った。
「…分かった、承認しよう。アマテラス小隊は本日付でハガネ、ヒリュウ改の所属とする。」
「はっ!ありがとうございます。」

























***
























「…」
ライトは、何も言わないままグランバインの整備をしていた。
「精が出るな。」
キョウスケが歩み寄ってきた。
「ええ、いかにせよデリケートな機体です。入念にやらなければ自分が死にます。」
ライトは言った。
「その割には、命が惜しくないように見えるが?」
キョウスケが、自分の中での疑問を少しずつ解いていこうと尋ねた。
「死ぬのが恐くてPT乗りは務まりません。それは少尉も理解しているか…と。」
ライトが、少し言葉をとぎらせた。
「どうした?」
「見てくださいこれを。サーボモーターがもう。」
ライトがオペレートディスプレイをキョウスケに見せる。
「…ブラックホールエンジンのせいとはいえ、これは酷いな。」
キョウスケも呆れた様に言った。
PTスキャン結果データと、稼動チェックデータにより、股関節のサーボモーターが焼き付き、一部が焼失していたことが判明したのだ。
「すぐに関節を取り替えなければ…、とはいったものの、余暇パーツはアーマリオンのところですし、GUフレームの対応サーボモーターといっても…」
ライトが無表情のまま頭を抑えた。
「いや、ハガネに使っていない量産型のゲシュペンストが二機ある。俺から頼んでおこう。」
キョウスケもまた、仏頂面で言った。
「ありがとうございます。それと、申し訳ありません。それでは、技術班に報告に行くので。」
ライトは小型のチェックマシンを持って立ち去った。
「…」
キョウスケは、グランバインを見ながら考えていた。
(死ぬのが恐くてPT乗りはできない…か…、間違いではないがライトは…)




























***


























「くそっ!この野郎!」
タカヤは、ヒリュウ改のシミュレーションルームに入り浸っていた。
「!?、しまっ!ぐっ!」
しかし、後方からの射撃に反応しきれず、撃墜されてしまう。
「…くそったれがぁぁぁぁ!!」
タカヤは、手袋を叩き付けた。
「おい
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