鋼の錬金術師
人造人間3
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
れで方法って何だ?」
「真理の扉を開くのよ」
「そんな事して何になるんだ?」
「正しい入り口から入れば正しい出口から出れるんじゃないかって言ってるのよ」
「……そうか。通行料さえ差し出せば出れるかもしんねえな」
「そこでエンヴィーの出番だ」
「ああ?」
「賢者の石だよ。それを通行料にすれば三人ぐらい余裕で出れるわ。問題はどうやって扉を開くかだけど……」
それが唯一思いつかない。
「人体錬成だ」
「……誰を錬成すんのよ?死んだ人間は生き返らないって身を持って経験したでしょ」
「俺だ」
「は?」
「自分自身、生きた人間を錬成し直すんだ。それなら扉が開く可能性は高い」
「なるほどね……」
理にかなってると思うわ。真理に理がかなうってのは皮肉みたいだけど。
「悪いけど錬金術はからっきしでね。あんた達に任せるよ」
「私は人体錬成の陣を覚えていないから任せたわ」
「おう」
周りの海を形成する血で錬成陣を書くエルリック兄。書き終わった後、手を合わせる。まるで神に祈るかの様に。
「懐かしいな。またこれを開けるだなんて」
「エンヴィー」
「はいはい」
「……ってでか!?」
何か巨大化してるよ!正に化け物って感じね!
「こっちのほうが賢者の石を見せやすくてね」
「これ全員人か……(一体何処で仕入れたのか)」
「ぐ……お……」
「いきなり……か……!」
グラトニーに飲まれた時と同じ感覚、前世の私が感じたであろうと思う感覚と同じ……!
「…あ…」
「?」
「ありがとう」
「……!」
その瞬間、また意識が持っていかれた。
〜〜〜〜〜〜
「ぐぅ……」
「エンヴィー?」
「あれがエンヴィー!?」
くっここはどこだ……?エルリック弟の声と……おっさんの声?
「兄さん!」
「アル?鎧の……ってことは……」
「戻って来れたみたいね」
「兄さん血が!」
「俺の怪我じゃねえよ」
「兄さん!」
エルリック弟がエルリック兄に抱き着いた!その鎧姿じゃ相当痛いと思うよ?
「いでででで!ヤバイって!骨が!折れる!」
「兄さん兄さん兄さん!」
「大げさだっつうの!心配し過ぎ!」
「良かった……生きてた……」
感動の対面だー(棒)
「悪い
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ