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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
偶然と必然
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に行くまで待てなかったんだよ?本当は俺達がそっちに行く予定だったんだぜ?」
「単なる気まぐれよ♪」
「まあ紫さんらしいね」

紫、本名八雲 紫。グルメ界の奥地のに存在する妖食界から入界出来る土地『幻想郷』の管理者。その幻想郷には妖怪・妖精・神霊やそこで混じりながら暮らす人間など『幻想の生き物』が棲んでいる。その中には神もいる世界。その管理者たる八雲 紫は幻想郷最古参の妖怪の一人であり、最強の妖怪の一人であり、賢者と称えられる妖怪。彼女も妖怪であるが彼女はスキマ妖怪と呼ばれている。

「それでココどうする?お前も付いて来るのか?」
「うん、なんだか面白そうだからね。僕も食没で数か月分の食料をもう既にチャージ済みだよ」
「本当に便利ね、食没」

紫は一夏、龍人、ココが習得している『食没』を羨ましいそうに見る。

「なら紫さんも食林寺で食義学べばいいじゃないですか」
「嫌よ面倒臭い」
「言うと思ったよ」

紫は立ち上がって湯飲みを置く。そして指を立てになぞると前の空間が二つに割れてたくさんの目が見えているなんとも奇妙な空間が見えた。

「相変わらず不気味だなスキマ」
「我慢しなさい、さあ行くわよ」

そう言って紫はスキマと呼ばれる空間に入っていく。それに続いて龍人、ココ、一夏がスキマの中に入っていく。スキマの中は薄暗く見通しが悪いが、4人はそのまま歩いていく。そして少し歩くと光が見え始め、その光を通りと、町に出た。

「・・・遅れてね?」
「かなり遅れてるね」
「遅れてるな」
「遅れてるわね」

上から龍人、ココ、一夏、紫の町を見た感想である。というよりもグルメ時代である龍人たちの世界はこの世界よりも何百年も先である為今いる町が遅れているのはしょうがない事なのだ。

「それじゃ私はこれで、ちょっと仕事があるから帰る時間になったらまた来るから」

といって紫は再びスキマを展開してさっさと帰ってしまった。取り残された龍人とココ、一夏は少しボ〜っと立っていた。

「とりあえず行こうか?」
「そうだね。何時までも此処でじっとしてる訳にも行かないしね」
「ココ兄だけに」
「仕返しのつもりかい?」
「どうだか」

そう言って3人は歩き始めた。3人は街中を歩いて取り合えずどんな物があるか見て回る事にした。一夏もこの世界に戻ってくるのは約5〜6年ぶりで正直何があるのかすっかり忘れている。一夏がグルメ時代にスリップしてしまったのも紫の仕業、そのお陰で一夏の年齢は21となっている。

本来は15歳でこの世界から消えた。が、数年前のグルメ時代に転移したお陰でこの時代では1〜2年しか経っていないはずだが、一夏はグルメ時代で6年過ごしているので21歳となっている。

「どうだい一夏君、6年ぶりのこの世界
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