プロローグ ハムは反董卓連合に参加しないようです
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って太守よりも安かった。太守より価値がないって皇帝が言ってるようなものだ。そんなものもらってもしょうがない。麗羽の本拠地の北部だ。自分の部下に任せたいだろう。それに……
「……三公になったってすぐに解雇されるか。」
三公になった後は基本的に引退するのが普通だ。それ以上出世しようがないから。まあ、皇帝の教育かかりとかそういう職こそあるがそういうのは名門の家がやることだ。私には関係ない。
「ええ、三公といってもお飾りみたいなものですので。一度軍権を奪ってしまえばいい。袁紹が勝てば人事異動をさせるでしょう。自分が反袁紹連合なんて組まれても困りますから。まあ、拒否したら、各地の太守に選択を迫るでしょうね。どっちに付くかを。その時にどれだけの兵が集められるか……」
うっ、全く自信がない。
「つまり、田豫。お前が言うのは、袁紹にだけ都合のいい連合だから、参加するな。袁紹の友人以外の大守は皇帝の命令で反袁紹連合を組む事になるってことなんだな。」
なるほど、ならばこんな戦に参加すれば終わりだ。参加せずに居た方がいい。参加した諸侯に九卿や三公なんかの名誉職を与え、州牧や太守の地位を奪われる。
「いや、違いますよ。」
「えっ?だってお前は言ったじゃないか?」
「参加するでしょうね。袁紹の友達以外の諸侯も。」
「……州牧や太守も分裂するんじゃないのか?」
「例えば曹操殿なんですが。彼女は張角を手に入れているんですよ。」
「はっ?……おい、待て。張角は曹操が打ち取ったんじゃなかったのか?」
「居るようです。」
「聞いてないぞ。」
「はい。伝えてません。私もついさっき知ったので。」
「……で、なんで張角が居ると参加することになるんだ。」
「張角が率いていた黄巾がそのまま曹操軍に編入されています。まあ、数万の軍勢を養っているとか。そんな戦力をもってる奴に逆らえませんよ。一族は名将だらけ。配下は黄巾として戦なれした連中。最強じゃないですかね。太守の保有戦力なんて基本五千以下。集めるのにも時間がかかります。集めてるうちにやられるでしょうね。一族に名将が何人もいて、兵は精強な軍なんて軍にわざわざ逆らいません。むしろろ反董卓連合して漢王朝の権威を吹っ飛ばして乱世にしたいんじゃないですか?漢王朝の命令(笑)と無視して覇王できます。」
「じゃ、じゃあ、荊州の袁術はどうだ?」
「袁術は親が三公で、袁家の当主の娘でもあります。その人脈もありますし、南陽なんて袁家が代々太守やってるところ。代々の拠点です。南陽の人口なんて幽州に匹敵するので、そこだけでも袁術の兵力は公孫賛殿以上ですよ。人脈も兵力もあります。本人がアレですが、孫策とか名将いますから。まあ、河南の統一は普通に考えれば余裕です
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