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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第26話 妖怪大戦争(中編)
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かりやからどうしてもなぁ………」
そんな話をしていた4人だが、再び天使の兵隊が増え、またも臨戦体勢をとる。
「………これで形勢逆転やな。先ずは天使達を指揮してる天使を撃破し、最後に一番後ろにいるカマエルを叩くで!!」
そんなはやての指示に頷き、再び戦闘が開始されたのだった………
「くそっ、このままじゃこっちが持たねえ………」
険しい顔のヴィータがそう呟く。
現れた敵はそれぞれ色々な武器や能力を持っているが強さはそれほど変わらない。
なのでそれほど苦戦する事もなく撃退してこれたが、永遠と続くのでは無いのかと思える絶え間ない増援にヴィータを始め、スターズの面々は心が折れかけていた。
本来ならロングレンジの面々が援護をするはずが、Bチームだけにしか射撃は届かず、Aチームの砲の援護射撃は最初のはやてのフレスベルグだけだった。
それにより敵の数を減らすことが出来ず、それとプラスして砲撃の無かったAチームへと敵に集中していたのだ。
「あうっ!?」
「スバル!!」
どこからか放たれた矢がスバルの脇腹を捉えた。
バリアジャケットのお陰で突き刺さりはしなかったものの、その衝撃とダメージで地面に膝をつけそうになるが、何とか踏ん張り、自分に向かってきていた2つ頭がある犬を殴って吹っ飛ばした。
「大丈夫?」
「平気………!!まだまだ行けるよ!!」
支えてくれるティアナに強気でそう言うスバルだったが、限界が近づいているのは確かだった。
「ヴィータ副隊長!!」
「何だティアナ?」
「撤退しましょう。このままじゃ私達が持ちません、今なら相手を振り切って撤退できます」
「ティア、それじゃあ!!」
「………確かにこのままじゃ私達の方が全滅する。はやて達の方も忙しいみたいで手が放せないみたいだから援護もあてにできない。………よし、ティアナ、スバル。ここから撤退する、先ずはギンガと零治達と合流するぞ!!」
「………」
「スバル、納得いかないのは分かるけど、退くのも作戦の内よ。1人で突っ走ったりしないでね」
「………分かってるよ」
渋々納得したスバルを見て、ティアナはヴィータに向けて頷いた。
「よし、行くぞ!!」
「スモークバレット!!」
ヴィータの指示と共にティアナが煙を巻き起こし、その隙に3人は他のAチームメンバーの元に向かうのであった………
「たああああ!!」
ライのハーケンの一閃が四本足で歩くドラゴンを真っ二つにした。
「魔王炎撃波!!」
零治も負けじと向かってきた大きな虫達を炎を纏った刀で燃やし尽くした。
「これで何体目だライ?」
「100から数えてない!!レイは?」
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