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ストライクウィッチーズ1995〜時を越えた出会い〜
第七話 ネウロイとの戦い
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ら飛び立った瞬間、既に和音の目はネウロイの姿を捉えていた。
和音の固有魔法である『魔眼』のなせる業だ。鷹の眼≠ニも評される遠距離視は、水平線の果てまでをも見通してみせる。
最大推力で飛ぶ和音の目には、3人を容赦なく追いつめるネウロイの姿がはっきり映っていた。巨大で、無機質で、得体のしれない禍々しい人類の敵。その姿を見るだけで、本能的に恐怖が背筋を駆け抜ける。
しかし――
「沖田和音、交戦開始ッ!!」
助けたい人がいる。守りたい人がいる。
それを思えば、この程度の恐怖なぞどうという事はない。
(AIM7スパロー、AIM9サイドワインダー、JM61A1バルカン、全兵装オールグリーン……!!)
「行くぞ――イーグルU、FOX1!!」
無意識にかつての自分のコールサインを叫び、中距離誘導ミサイルを発射する。
大気を裂いて飛ぶミサイルが、急降下して退避するネウロイを猛追し命中する。爆散したネウロイの装甲は、しかしたちどころに再生して露出したコアを隠してしまう。
「だったら……これでどうだッ!!」
和音は両手に握るJM61A1バルカンを構える。最大で毎分12,000発という凶悪な発射速度を誇るバルカンの前では、たとえネウロイの装甲といえども紙屑同然に粉砕する。
「もらった!!」
上空から、さながら獲物を見つけた鷹の如く急降下する和音。
和音が最も得意とする一撃離脱戦法――ズーム・イン・ダイブ≠ニ呼ばれる戦法だ。
無防備に背中を見せるネウロイに向け、JM61A1が金切り声をあげて弾丸を叩き込む。吐き出された弾丸は容赦なくネウロイの体表面を抉り撃ち、回復させる暇を与えず木端微塵に粉砕した。
(まずは一機……ッ!?)
極限まで研ぎ澄まされた第六感が本能的に体を横滑りさせていた。
その瞬間、和音の死角からもう一機のネウロイがビームを放って接近してくる。
「まだまだァ!!」
シールドを展開してビームを正面から弾き飛ばす和音。堅実な設計が功を奏し、F-15のシールド能力は非常に高い。この程度の火力であればまるで脅威にならないほどだ。
急降下して稼いだ機速を活かし再度上昇。追ってくるネウロイを視界に収めつつ、鋭く宙返りして背後をとる。
「イーグルU、FOX2!!」
放たれたAIM9サイドワインダーがネウロイを捉え、背後から命中し爆散させる。コアが硬質な音を立てて砕け散り、それに連鎖するようにネウロイの体が崩壊し、細かな破片となって消えていった。
「はぁ……はぁ……敵戦力の撃墜を確認。クロステルマン中尉、リーネさん、無事ですか?」
和音の呼びかけにはっとしたペリーヌらは、ここに至ってようやく自分たちが助かったのだと実感した。しかし
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