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ストライクウィッチーズ1995〜時を越えた出会い〜
第七話 ネウロイとの戦い
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ペリーヌさん、芳佳ちゃん!」

 空になった弾倉を素早く交換するそこへ、基地から飛び立ったペリーヌと宮藤が合流する。

「前衛をわたくしと宮藤さんが、後衛をリーネさんに頼みますわ!」

 素早くペリーヌが指示を飛ばし、三機編隊を組んで逃げたネウロイを追撃する。
 反転して逃げようとするネウロイに追いすがり、宮藤とペリーヌが機銃の雨を浴びせかける。
 たまらず離脱しようとするも、リーネの絶妙な狙撃がそれを許さない。

「見えた! コアだ!」

 粘り強い攻撃の果てに、遂にネウロイのコアが露出する。
 ここぞとばかりに火力を集中させ、ネウロイのコアを木端微塵に吹き飛ばそうとした、まさにその時だった。

「――――っ!! ダメ、芳佳ちゃん、ペリーヌさん、避けて!!」
「えっ……!?」
「な、なんですのこれは!?」

 槍の穂先のような形状のネウロイが、突然真っ二つに折れたのだ。
 ――いや、折れたのではない。これは分裂≠セ。

「囲まれる……二人とも離れて!!」
「くっ……引きますわよ、宮藤さん!」

 包囲されることの不利を悟ったリーネが、狙撃で一体を牽制し二人から引き剥がす。
 しかし、不意を突かれた二人が安全圏まで離脱して体勢を立て直すには、リーネの狙撃だけでは不十分であった。
 分裂した二体のネウロイは、やおら反転して向きを変えると、先ほどまでのお返しとばかりに情け容赦のない攻撃を仕掛けてくる。思えば、はじめからこれも計算のうちだったのかもしれない。先ほどまでの優勢は失われ、今や3人は間断なく浴びせられる火線に捉えられてしまっていた。
 シールドでネウロイのビームを捌き続けるにも限界がある。そして不意を突かれれば突かれるほど、その限界は自ずと早くやってくる。そして遂に、捌ききれなかったネウロイのビームがシールドを貫通し、宮藤のユニットを直撃した。

「きゃああぁぁッ!!」
「宮藤さん!?」
「そんな、芳佳ちゃん!!」

 右足のユニットが黒煙を噴き上げ爆発し、小柄な宮藤の体が海面に向けて落下してゆく。
 それを好機と見たか、二機のネウロイが猛然と追撃をかける。

「間に合え――――っ!!!!」
「お願い、目を覚まして芳佳ちゃん!!」






《きゃああぁぁッ!!》
「そんな、宮藤さん!!」

 和音は、耳にはめたインカムから流れ込む宮藤の悲鳴を聞いてしまった。
 ――撃たれたのだ。他ならぬ、あのネウロイによって。

(宮藤さん、どうして……)

 ほんの十数分前まで笑っていられたあの人が、どうして……
 和音の手足が知らず震えていた。訓練ではない、本当に撃たれて死んでしまう現実が、今目の前で起きているのだ。

(こんなとき、私はいったいどう
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