暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 〜天才は天災を呼ぶ〜
第14話
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ん』に突っかかったそこの『金髪』より阿呆なことを言う子がいたもんだね!?」

 顔に手を当てて大声で笑い続ける風音。 急に口調が変わり、その動きもどこかいつもの風音と違う、何やら俺や箒にとって懐かしい動きに変わってきた。 そして、徐々にではあるが、烏の濡れ羽色と言える髪の毛が現実のものとは思えないピンク色に変化し始めている。
 そして何より、『いっくん』という呼び方。 セシリアをセシリンではなく『金髪』と呼んだ口調……。 それを聞いた俺と箒の顔は驚愕の色に包まれていたことだろう。 なぜなら……、

「そうそう、私と束の関係だったね……、個人で聞きに来ているなら何でも適当に言ってごまかそうかとも考えたけど、仕事で聞いているんなら仕方ないわね。 私と束の関係……、そんなの聞くまでもないよ、『友永 風音』は仮の姿、そう何を隠そう私が超絶天才にしてISの生みの親、『篠ノ之 束』だからね☆ あ、いっくん、ほーちゃん、おっひさ〜☆」

 ISの生みの親にして、箒の姉であり、俺にとっても近所のお姉さん的存在だったあの人が……、その頭脳ゆえに世界から狙われ、笑顔で行方をくらませると語ったあの人が、いなくなった前日と何の変りもない笑顔でこちらに手を振っていたのだから……。
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