第32話 吸血鬼と魔人達は再会するようです
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い教師と言うのは兄さまの事か!!」
「そうだよ。って、何で今日に限って居ないんだよ。」
・・・・居たら居たで抱き締めてたが。
「だって、小学校の頃からあの訳の分からん連中と付き合って、だな。
ちょっと疲れたから、今日くらいならいいかなと思ったんだ……。
それなのに、兄さま達は今日来るし……。」
うぅぅぅ、と唸りながらまた泣き出しそうなエヴァを抱き上げて、家に向かう。
「小学校、楽しかったか?」
「……楽しくない訳ではない事もあったが………
でも、兄さまと姉さまといた方が数億倍楽しい。」
「フフフ……そっか。」
尊大だけど、ちょっと昔の甘えた感じに戻っているエヴァの返答に、
思わず微笑ましい感じがして笑ってしまう。
ドアの前についた俺はふと立ち止まり、エヴァを見下ろす。
「エヴァ、言ってない事あったな。」
「ふ………フン!なんだ!?今更謝られても―――」
「ただいま、エヴァ。」
ふぇ?と可愛らしい声を上げたエヴァは少し呆気にとられ、
・・・・泣きそうにながらも、笑顔で言ってくれた。
「おかえり、兄さま。……もう、離れんからなぁぁ……。」
――結局、たっぷり5分。軒先でエヴァを抱き締めている事になった。
Side out
………
……
…
――――時は少々流れ、ウェールズの山奥。
…
……
………
Side ???
「卒業証書授与!ネギ・スプリングフィールド!」
「ハイ!」
僕は一杯勉強して、メルディアナ魔法学校を首席で卒業出来た。
でも、全然足りないんだ。
あの時助けに来てくれた父さんみたいに、僕も『立派な魔法使い』になって、
困ってる人を助けないといけないんだ!
「ネギー、あんたはなんて書いてあったーー?」
向こうから走ってくるのは、幼馴染のアーニャだ。
炎系の魔法を使うのが上手くて、未だに炎系の魔法だけは勝てないんだ。
「私はロンドンで占い師だって!」
「ネギはどこだったの?」
「うん、ちょうど今浮かび上がるところ。」
一緒に来たのは、従姉妹のネカネお姉ちゃん。
いつも優しくてニコニコしているんだけれど、
暫く村にいたシュウマさんの話をすると真っ赤になっちゃうんだ。
「あ、来た。えーっと……
『日本で教師をやる事』……って。」
「「えぇぇぇええぇぇええぇぇぇぇぇええええ!!!??」」
Side out
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